今年もブックオカ 2日目

朝8時半起き。いい天気だ。国体通りに出て、けやき通りに向かってぶらぶら歩く。途中、〈ウエスト〉という24時間営業のうどん屋へ。じつは去年もココで朝飯だった。9時半にけやき通りに着く。昼飯に行こうと楽しみにしていた、〈けやき食堂〉の入り口に戸板が打ち付けられ、明らかに閉店していた。隣も同じ状況で、ビルでも建つのだろうか。シャレた店が多い中で、すごく落ち着く店だったのだが。近くの〈カフェ・ド・カッファ〉でコーヒーを飲む(ここも一箱の会場である)。


10時、集合場所の〈ブックスキューブリック〉へ。大井店長ほか、ブックオカのスタッフや、一箱の店主が集まっている。ミーティングのあと、各自の持ち場に移動。ぼくは隣の美容室〈FADA〉前なので、とてもラク。一緒に店を出すのは、ブログ「読んだ 聴いた 観た」(http://d.hatena.ne.jp/mozu555/)のmozu555さんと、その友達。屋号は「古本ヌマ」と「古本UMA」。ガーリー&文芸で攻めていた。開店準備をしていると、うろうろ覗き込むおじさんが。どこにもいるなあ。新聞紙を上からかけて防御。


11時にスタート。開始から数分後に、女性が来て、マッチラベルの箱詰め(5000円)などのマッチラベル関係を何点も買ってくれる。幸先いいぞ。ただ、その女性に話しかけると、受け答えがちょっとヘンだったのでアレっと思う。隣でも『OLIVE』をまとめて買うといって、取り置きをしてもらっていた。そのあとも、順調にお客さんが来て、文庫やCDを買ってくれる。マスコットの「モク村さん」(プレーリードッグのぬいぐるみ)を見て、「去年もいましたね」といってくれるヒトも何人か。12時すぎには2万円を超える。


もう一回りしてきたという魚雷さんに店番を頼み、自分も回り始める。半分ぐらい見てから、裏通りの〈大正亭〉という洋食屋で昼飯。持ち場に戻ると、魚雷さんが「おかしなヒトが来た」と。さっきの女性が、マッチ箱詰めを持ってきて、mozu555さんの取り置き分と交換しろなどと迫ったらしい。その後も怪しい行動をして去っていったという。箱詰めが置き去りになっていて、なんだか気持ち悪い。


ボランティアの女性に店番を頼み、残り半分を駆け足で回る。昨年ほどではないが、けっこう買いました。〈fook〉でやっている「ふるほにすとのアートな古書室」も覗く。いいなあ、こんな事務所。3時に持ち場に戻り、あとは4時の閉店まで。終わり間際にポツっと、雨が落ちてきたが、すぐに晴れたのでよかった。ぼくの売り上げ冊数は56冊、金額は38,550円でした。買ってくださった方、ありがとうございます。


終了後、荷物を箱詰めしてコンビニから発送。昨年と同じ〈ヌワラエリヤ〉で、売り上げ報告会。金額第一位は7万円だった。南陀楼賞は「つ文庫」さんに差し上げた。そのまま懇親会に。ブログ「正式の証明」(http://d.hatena.ne.jp/u-sen/)さんが、友人の「恍惚都市」(http://d.hatena.ne.jp/komogawa/)さんと一緒に話しかけてくる。店主として出ていたといわれ、あっ、あの箱かと気づく。いい本あったよ。弦書房三原浩良さんが会いに来てくださったので、あれこれ話す。同郷(松江出身)の出版界のヒトは少ないので、シンパシーがある。その後、昨年も行った中華料理屋で二次会。実行委員の挨拶がそれぞれ興味深い。ぼくの番のときにも云ったけど、ブックオカは来年が正念場だと思う。いまのいい雰囲気をいかして、次もやってほしい。来年もかならず福岡に来るつもりだ。


噂に聞く古本喫茶〈coffn〉(http://www.coffon.cc/)が今日は12時まで開いているので、行くことに。昼間に行ったという福島さんと内沼くん、それと魚雷さんと友だち(先日まで東京にいて、〈コクテイル〉の常連だったとか)が付き合ってくれる。ビルの入り口には名前を書いたプレートしかなく、ドアの前にも看板らしきものがない。秘密の部屋っぽくて、昔の〈ちょうちょぼっこ〉みたいだ。10人も入れば満員の小さな店。窓際のカウンターに座って、果実酒を飲む。本棚の本はまだ少ないが、これから増えるのかな。生野さんと合流して寿司屋に行くという元気な連中と別れ、タクシーでホテルへ。風呂に入り、1時前に眠る。