緑魔子の呪い?

朝8時起き。風呂に入って、西日暮里へ。作業用に少し片づけを。11時に退屈男くん、来る。アクセス本のゲラを執筆者に送るのだが、なにしろ70人もいるので手伝ってもらうことにしたのだ。退屈くんにはファクスの前に陣取ってもらい、送信を担当してもらう。ぼくは送り先を確認したり、郵送の準備をしたり。その合間に、すこしぐらい仕事できるんじゃないかと思っていたが、アマイ考えだった。最初の20人に送るだけで、3時間近くかかり、コレは長丁場だと、昼飯を食べに出る。自転車に乗るのは中学生以来という退屈くんに一台貸して、本駒込の〈ときわ食堂〉へ。


作業に戻る。BGMに緑魔子[アーリー・イヤーズ]をかける。「あな〜たは〜ひどい〜」などという気だるい声を聴いて、退屈くんが「送信に失敗しそうな音楽ですね」と云った直後に問題発生。複数枚が同時に送れない、暗証番号を要求される、などトラブルが続く。これまで見たことのないメッセージまで表示され、不吉な雰囲気に。なぜだか、いまファクス機が二台(一台はメーカーの代替機)あるので、もう片方にチェンジするが、それでもうまく行かない。緑魔子の呪いか。5時過ぎからどうやら調子を取り戻し、7時前に完了。お疲れ様でした。


なお、産経新聞のサイト「イザ!」で、猪谷千香さんが書肆アクセスについてのコラムを書いています(http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/breview/92910/)。中学生のときに店の存在を知っていたというのがすごい。


退屈くんと〈古書ほうろう〉へ。大木俊之介『ジャズ・ジョイフル・ストリート』(JICC出版局)800円、『新聞にみる荒川区の世相史 明治篇』全3巻、2000円を買う。前者は神保町にあったジャズ喫茶〈響〉マスターのエッセイ集。久住卓也のイラスト、すごくいい。いつも混んでいる〈鳥よし〉になんとか座り、1時間ほど飲む。退屈くんと別れたあと、西への旅から戻ってきた旬公と合流し、〈鳥ぎん〉へ。この店も今日は混んでいた。ウチに帰って、ビデオで衝撃の映像を観る。


上原隆さんから『胸の中にて鳴る音あり』(文藝春秋)を贈られる。柏木ハルコについての章から読もう。