オチケンとダイエット

福岡で「ブックオカ」が始まっています。今回はほぼ1ヵ月にたくさんのイベントをやるのです。全部は紹介しきれないので、ぼくが関わる企画のみ。

南陀楼綾繁トークショー 〜全国リトルマガジン紀行〜

10月26日(金)18:30〜
in-丸善福岡ビル店内「喫茶ばん」
1000円(コーヒー&ケーキ付・丸善にて要予約→092-731-9000)


「全国リトルマガジンフェア」に合わせ、『ミニコミ魂』の執筆者で現代屈指の本道楽、「一箱古本市」の生みの親、フリーペーパー『モクローくん通信』主宰とマルチな活躍をするライター・編集者の南陀楼綾繁さんが、昭和から平成まで、リトルマガジンの変遷をたどります。


【予約申込はこちらから】
http://www.bookuoka.com/form/nandaro.html
問/092-731-9000(丸善福岡ビル店)


一箱古本市
in- けやき通り
10月27日(土)11:00〜16:00
※雨天の場合28日(日)


メインイベントは、けやき通りで開催される一箱古本市。普段は落ち着いた雰囲気のこの通りが、たくさんの本と人で賑わいます。一般応募で募った参加者の数は約100店。通りの協力商店の軒先をお借りして開催する青空古本市です。一箱の中にこだわりの蔵書を詰め込んだ一日店主との会話も楽しみながら、ゆっくりと散策ください。


トークに関連する「全国リトルマガジンフェア」(選書は書肆アクセス)は、〈丸善〉福岡店で開催中(31日まで)。一箱古本市は現在、店主受付中です。詳しくはサイト(http://www.bookuoka.com/)をどうぞ。


昨夜もなかなか眠れず、朝がだるい。西日暮里に行き、『SPA!』の原稿を書く。二転三転したが、けっきょく最初に考えた本に決めた。昼は日暮里のおにぎり屋で、カレーライス。米屋が経営しているので、ご飯がウマイ。日暮里図書館で、ゲラを読む。静かだと眠くなって困る。


大倉崇裕『オチケン!』(理論社)読了。目白の某大学の落語研究会の新部員が、先輩二人と部活がらみの謎を解くハナシ。東京創元社の間宮緑シリーズほどマニアックな噺は出てこないし、ちゃんと解説されているので、落語入門としてもイイかも。ご丁寧にも、巻末には落語とミステリーについてのエッセイが付されている(ミステリーYAのサイトで連載されたもの)。


片野ゆか『ダイエットがやめられない 日本人のカラダを追跡する』(新潮社)が届き、「オレに喧嘩売ってんのか!」と思ったら、著者からの献本だった。片野さんは『愛犬王 平岩米吉伝』(小学館)など動物に関するノンフィクションを書いているヒト。高野秀行さんの奥さまなのだが、つい最近まで、そのコトに気づかなかった。ダイエットを礼賛するものでも告発するものでもないらしいので、謙虚に読んでみるか。