むやみと前向きにさせてくれるヒト

朝8時起き。自転車で西日暮里に向かうとき、ポツリと雨が。早稲田青空古本市は初日に雨が降ることが多いが、日程を変えても雨が付きまとうとは。しかし、千駄木で1時間ほど仕事してバスに乗るときには、雨は止んでいた。10時15分頃、穴八幡に到着。上は殺気立っているだろうからと、下の文庫コーナーから始める。小林信彦『地獄の観光船』『地獄の読書録』(集英社文庫)が150円、200円、大佛次郎終戦日記』(文春文庫)200円など、イイのがけっこうあり、15冊ほど買う。


上に行き、〈三楽書房〉のアキヒロくんに「秋も一箱古本市」とブックオカのチラシを渡す。岡崎武志さん、海野弘さんに会う。一回りしていたら、人が渋滞しているあたりで、「見えないぞ」「うるさい」と口喧嘩が始まる。片方が押したらしく、ヒトが倒れた。若者よりも熟年男のほうがキレやすいなあ。中山信一郎『土曜日のジャズ 日曜日のシネマ』(松尾書房)1000円、ほか数冊を買う。樋口進『輝ける文士たち 文藝春秋写真館』(文藝春秋)は2900円だったが、「文豪擬獣化宣言」の資料になるので買っておく。そのあと〈立石書店〉に寄り、先月の売り上げ2万円を受け取る。助かります。


早稲田の古本屋街を歩くつもりだったが、荷物が重いので根負けし、バスに乗っていちど西日暮里に帰る。ちょっと休んでから、また出て、神楽坂のS社へ。TさんとKさんと打ち合わせ。2週間寝込んだというKさんが明らかにやせていてびっくり。社内にある資料室を見学する。次回のネタになりそうな発見があった。二人と別れるときに、ボイジャーの萩野正昭さんと鎌田さんにバッタリ会う。久しぶりなので、萩野さんと喫茶店に行き、1時間ほど話す。相変わらず熱いので、嬉しくなってくる。むやみと前向きにさせてくれるヒトである。そこから歩いて、牛込柳町へ。初めて〈樂園書林〉に行き、『彷書月刊』の目録で注文した本を受け取る。ほかにも何冊か買う。今後は予約制で営業するとのこと。


大江戸線で春日で乗り換え、三田線で白山。途中、〈大銀〉で買い物してウチに帰る。豚肉とタマネギの煮物をつくる。