物足りない感が残る日

8時半起き。西日暮里で短い原稿を書く。最近、書評の仕事が増えたのはありがたいのだが、「読む」ことから「書く」ことにうまく移れない。先日出た上野の「読書の腕前講座」で、岡崎武志さんも豊崎由美さんも「読んだら印象が消えないうちに書く」とおっしゃっていたが、ぼくは読み終わったあと、しばらく時間を置かないと書きはじめられないのだ。これまではそれでもヨカッタが、いまは同時並行して進めねばならず、ますます書き始められなくなる。なんとかしないと。


根津の〈青空洋品店〉が京都で出張洋品店を開くので、そのDMを知り合いの店に送る。ウチで置いてもいいという方は、お送りしますので、私までメールください。

青空洋品店 in Kyoto

青空洋品店は下町情緒残る東京は根津にある小さな小さな店。店主あづが足踏みミシンでカタカタと一枚一枚作った素敵な洋服を持って、京都のカフェギャラリー“ひだまり”で二日間限定の出張青空洋品店を開きます。


2007年13日(土)、14日(日) 10:00〜18:00
カフェギャラリー ひだまり
京都市上京区六軒町五辻通西入ル 溝前町100-99
TEL 075-465-1330


午後、資料を読んでるうちに出かける時間になる。中野へ。荻原魚雷さんから以前からイイ店だと聞いていた、〈あおい書店〉の中野店に行く。中野サンプラザの真北にある。かなり広いが、平台だけでなく棚差しの本もよく整理されている。レジ前の柱に、最近の注目本が並んでいたが、そのセレクトがよかった。文庫を一冊買う。


そのあと、南口に出る。〈丸井〉中野店が閉店していた。入ったコトはなかったが。あるオンライン古書店の事務所に行き、『彷書月刊』の取材。雑誌に強いところなので、取材後にまた何冊か買ってしまった。


せっかくココまで来たのだからと、西荻へ向かう。車中で〈音羽館〉の定休日だと気づく。〈戎〉でチューハイ飲んだあと、新装なった〈興居島屋〉へ。本は前と同じだが、天井が高くなった。「くすすみ」の手ぬぐいが飾られている。一冊、すごくイイ雑誌を700円で買ったが、これは『彷書月刊』で書こう。アルバイトの男性に「秋も一箱古本市」のチラシとポスターを渡す。なんとなく物足りず、吉祥寺へ。〈バサラブックス〉に行くも、定休日(祝日の翌日なので)だった。最近のブログの記述を読んで、なんか福井さんと雑談したい気分だったのだけど、残念だ。中央線に乗って帰ってくる。ウチに帰りDVDで、藤田敏八監督《修羅雪姫》(1973)を観る。この映画は梶芽衣子の目付きに尽きる。続編《修羅雪姫 怨み恋歌》(1974)の予告編が入っていた。コッチも観てみたい。