神保町も暑かった

朝8時起き。早めに西日暮里に行き、原稿を一本書く。昼過ぎにはなんとか出来上がる。資料を読んだりし、3時に出かけて、神保町へ。久しぶりだ。〈東京堂書店〉のウィンドウを覗くと、『「阿佐ヶ谷会」文学アルバム』が売り上げ10位に入っていた。慶祝。〈書肆アクセス〉で、若狭邦男『探偵作家追跡』(日本古書通信社)を買う。池谷伊佐夫さんの装幀。〈高岡書店〉で、石黒正数それでも町は廻っている』第1巻(少年画報社)と島本和彦新吼えろペン』第8巻(小学館)を買う。コミケのカタログは見つからず。会期中は会場以外では販売しないのか。


〈ヒナタ屋〉でリコシェコンビと畠中さんと、打ち合わせ。終わって一人残って、コロナを飲む。店内にいても汗が噴き出す。帰って、「書評のメルマガ」の編集など。


旬公がトークをやります。お相手は高野秀行さんです。すでに予約入りつつあるようなので、お早めにお申し込みください。

内澤旬子×高野秀行トーク「肉から覗いた世界」


旅をしていて必ず訪れるのは市場、トイレ、屠畜場……。持ち前の旺盛な好奇心で世界を歩くイラストルポライター内澤旬子さんと、「誰も行かないところへ行き、 誰もやらないことをやり、誰も知らないものを探す。そして、それをおもしろおかしく書く」がモットーの辺境冒険作家、高野秀行さん。各国の辺境の地で、ワニ、カワウソ、サル、ニシキヘビなど、さまざまな「マイナー・ ミート」を食べてきた高野さんと、世界の屠畜現場を見てきた内澤さんが語り合う、「肉から覗いた世界」。


JUNKU 連続トークセッション
2007年9月15日(土) 19:00〜
会 場 ジュンク堂書店 池袋本店4階喫茶にて。
入場料1,000円(ドリンクつき)
定 員 40名
受 付 1階 案内カウンターにて。電話予約承ります。
ジュンク堂書店 池袋本店
TEL.03-5956-6111 FAX.03-5956-6100
http://www.junkudo.co.jp/


帰りに〈古書ほうろう〉に寄ったら、新入荷棚に、亀倉雄策の『デザイン随想 離陸着陸』(美術出版社、1972)という本が出ていた。函入り・ビニカバ装で、随所に和田誠のイラストが使われている。短いエッセイを集めているが、「河野鷹思の顔」「名取さんの死」「市川崑」「早川良雄」「ソウル・バス」「日本工房」「日宣美始末記」など、興味深いタイトルが並ぶ。3000円だけど、これは買っておくべきだろう。なお、昨日ほうろうに来たときには、やはり新入荷で、大出才無『デザイン馬鹿』(鳳山社)1000円、を見つけた。デザイン界の状況をパロった本のようで、全体に河原淳っぽいテイストが漂っている。第一章は河原淳、第二章は今和次郎に編集部が話を聞いてまとめた、ともあるから、河原淳が関わっていたことは間違いない。この二冊は同じヒトが処分したようで、ほかにもほうろうではいま、デザイン史の本が充実している。


縁もゆかりもなかったのに、いきなり札幌で部屋に泊めていただいたフリー記者の小笠原淳さんが緊急入院! 慌ててブログ「小笠原淳劇場」(http://ch10387.kitaguni.tv/)を見ると、写真と文章に笑ってしまった。ふざけてる余裕があるのはいいけど、なにしろ狭心症ですからね、気をつけてください。