開いててよかった、往来堂書店

朝8時起き。旬公と千駄木の〈ドトール〉の2階で、朝飯。不忍通りを見下ろして、あの店はどうとかとあれこれ無駄話。そのあと書評の本を読む。10時に〈往来堂書店〉へ。この辺はお盆にはほとんど休んでしまうが、ココは開いている。しばらく東京の新刊書店に行ってなかったので、開いていてウレシイ。井上晴樹『日本ロボット戦争記 1939〜1945』(NTT出版)、田沢竜次B級グルメこの町が美味い!』(ちくま文庫)、竹内洋『立志・苦学・出世 受験生の社会史』(講談社現代新書)、石黒正数それでも町は廻っている』第3巻(少年画報社)、そして『コミックビーム』『本の雑誌』を買う。井上晴樹の新刊は、名著『日本ロボット創世記』(NTT出版)の続編らしい。装幀もイイんだよねえ。


西日暮里の仕事場に行くと、郵便がいろいろ届いており、実家や京都からの宅急便も受け取る。それらの整理で午前中が終わってしまう。アマゾンからは、佐々木貴範『釜石橋上市場 追憶の光景』(無明舎出版)、マーガレットズロース[雛菊とみつばち]。堀内恭さんからは、「入谷コピー文庫」の新刊、桂浜吉『そ・し・て……未亡人読本 黒百合篇』。はらたいら尾崎豊芹沢博文逸見政孝山崎唯、左ト全の未亡人本を紹介。4冊目にて完結。ほかに、『spin』第2号、『一寸』第31号。白水社より、林哲夫『古本屋を怒らせる方法』(本体2000円)。索引に「南陀楼綾繁」が8箇所も出ていてビックリ。


うらたじゅんさんからは、展覧会のお知らせハガキが。

うらたじゅん展 夏のてっぺん


9月1日(土)〜9月13日(木)
ビリケンギャラリー〉
http://www.billiken-shokai.co.jp/index.html
毎週月曜日定休
営業時間 12:00〜19:00
住所/〒107-0062 東京都港区南青山5-17-6-101 ビリケン商会
03-3400-2214


竹内洋『大学という病 東大紛擾と教授群像』(中公文庫)がめちゃめちゃ面白く、興奮しながら読了。大学版「仁義なき戦い」そのものである。巻頭の「主要登場人物」の写真と履歴も「仁義なき」シリーズの人物相関図っぽい。本書を読んで、大森義太郎に興味を持つが、戦前に亡くなったこともあって、著書は少ないのだな。


夜はカレーをつくる。DVDで、ジョナサン・デミ監督《シャレード》(2002・米)を観る。オードリー・ヘプバーン主演作のリメイクだが、元版の骨格だけ活かして、多民族都市・パリの猥雑な雰囲気を描き出している。音楽もレゲエ、ヒップポップ、シャンソンと多彩で、曲の入るタイミングが絶妙! さすがはトーキング・ヘッズの映画《ストップ・メイキング・センス》の監督だぜ。


和光大学「雑誌研究」の受講者へ。19日(日)にコミケに一緒に行きたいというヒトは、このブログ見てたら、上記のメルアドまでメールください。待ち合わせ場所などを連絡します。南陀楼の知り合いで、「いちどはコミケに行ってみたいけど、一人じゃあ……」というヒトの参加も歓迎します。お昼頃に到着して、3時ごろまで見て、そのあと浅草まで船に乗る予定です。