二週続けて「古本けものみち」

kawasusu2007-07-28

告知です。8月3日(金)からの「ウィークエンド・ワセダ」と、8月11日(土)からの「下亀納涼古本まつり」の両方に、「古本けものみち」が古本を出します。この二週間ほどでまたけものみちを浚って、相当レアなものを掘り出しました(ジャズやインディーズのLPレコードが20枚も残っていたことにワレながらビックリ)。これでもう血も出ません。「けものみち」としての大規模出品はこれが最後かもしれません(といいつつ、数カ月経ったらあっさり数百冊出せるかもしれないところが恐ろしいのですが……)。どちらのイベントも初日はいますので、見かけたら声をかけてください。

「週末は、早稲田に行こう!」
WEEKEND WASEDA Vol.1 〜お店で古本市〜


▼日時
2007年8月3日(金)〜5日(日)雨天決行
3日(金) 19:00〜23:00
4日(土) 11:00〜19:00
5日(日) 11:00〜17:00


▼会場(2ヶ所で開催!)
古書現世立石書店

◎第一会場 立石書店
東京都新宿区西早稲田2−1−2 ハイツ森川1階
TEL&FAX 03−6276−4011
http://d.hatena.ne.jp/tate-ishi/


■参加店舗
〈ゲスト〉
古本けものみち南陀楼綾繁http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/
〈早稲田〉
いこい書房/二朗書房/谷書房/ブックスアルト/さとし書房
〈わめぞ〉
旅猫雑貨店/リコシェ


◎第二会場 古書現世 
東京都新宿区西早稲田2−16−17
TEL&FAX 03−3208−3144
http://d.hatena.ne.jp/sedoro/


■参加店舗
〈ゲスト〉
bookcafe 火星の庭(仙台)http://www.kaseinoniwa.com/
〈早稲田〉
平野書店/三楽書房/渥美書房
〈わめぞ〉ほか
古書往来座/m.r.factory(武藤良子)/退屈男/ハルミン古書センター

下亀納涼古本まつり

8月11日(土)〜17日(金)
12:00 〜 22:00
ガケ書房
〒606-8286京都市左京区北白川下別当町33
075-724-0071
http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/index.htm


毎年開催されている古本界のフジロック「下鴨納涼古本まつり」。 下鴨神社境内にて、青空の下、多くの古本屋さんが出店します。ガケ書房では、それにビンビンと便乗します!
下鴨祭りと同じ日程でそしらぬ顔で便乗します! 本家が‘鴨‘なのでガケ書房のご本尊は‘亀‘!! なわけで開催します「下亀 納涼古本まつり」。


(古本提供者)順不同
友部正人 ふちがみとふなと 岸田繁くるり) オクノ修(六曜社) あーす書房 蟲文庫 興居島屋 書肆砂の書 岡崎武志 山本善行 高橋輝次 南陀楼綾繁 荻原魚雷 尻プロダクション ふるほんミシシッピ Lマガジン編集部 ガケ書房


同時開催
2007年8月11日(土)〜8月25日(土)
「くすすみてぬぐい・招布(まねぎ)展」


ついでに、もうひとつ告知。8月4日(土)に〈カフェ・ヒナタ屋〉で田川律さんとトークやります。どんなハナシになりますか、自分でもよく判ってないのですが、とても楽しみにしています。20席しかないので、予約をお願いします。

■ヒナタ屋4階トークvol.1
「アヤシイ二人の東京・街歩き術〜音楽・人・本との出会い旅〜」

『ぐるり』執筆陣である田川律(たがわ ただす)さんと南陀楼綾繁さんを招いて、街歩きの楽しさ、それに必要なアンテナの張り方や広げ方などについて語っていただきます。


【出 演】田川律(舞台監督)× 南陀楼綾繁(ライター・編集者)
【日 時】2007年8月4日(土)17時30分〜19時30分(受付17時〜)
【参加料】800円+1ドリンクオーダー
【定 員】20人
【予 約】カフェ・ヒナタ屋へメール、FAX、電話のいずれかで受付いたします。
      ※お名前、人数、ご連絡先をお知らせください。
      ※お電話でご予約の場合は、営業時間内の14時以降でお願いいたします。
お問い合わせは
カフェ・ヒナタ屋 hinata.ya@ivory.plala.or.jp 03-5848-7520 まで。


朝8時起き。今日も暑いぞ。西日暮里に行き、単行本割付の仕事。少し慣れてきたが、なかなかスピードアップできない。すぐメールや雑誌に逃避してしまう。『週刊現代』書評欄の「リレー読書日記」のメンバーが変わり、その一人に東川端参丁目さん(http://d.hatena.ne.jp/thigasikawabata/)が! 書物ブログ界から雑誌書評界への初の参戦だ(たぶん)。どんな芸を繰り広げてくれるかタイヘン楽しみ(って、プレッシャーかけてみたりして)。新メンバーに作家の山之口洋氏が入っているが、この号の著者インタビューが山之口さんだったのにはちょっとビックリ。週現ってずいぶん鷹揚なんだなあ。高橋源一郎の連載はいつもじつにまったく面白くないが、今回に限ってはヨカッタ。《R65》というシルバー専門チャンネルとそのDVDの紹介なのだが、すぐさま見たくなった。ただ、落ちの部分でどこまで本当なのかあやふやにしているのは良くない。検索すると、少なくとも《R65》というタイトルの老人が出演する「偽ドキュメンタリー」のDVDは発売されているようだ。


旬公が神奈川新聞に原稿を届けにいくというので、一緒に出かける。横浜でみなとみらい線に乗り換え、馬車道で降りる。新聞社に寄ったあと、関内駅へ。根岸線磯子止まりに乗ってしまい、乗り換えにやたら時間がかかる。鎌倉に着いたら5時になっていた。久しぶりに、「裏駅」(旬公用語)側の出口を出て、御成通りを歩く。しばらく来ないうちに、店がずいぶん入れ替わっている。歩くヒトが増えているのはイイんだけど、なんか安物リゾートっぽい感じの店が多くなっている。レコードと洋書のセレクトショップができていたが、どうも絞り込めてないというか中途半端。通りの中央にあった古い銭湯が消えていたのがショックだった。


由比ガ浜の〈公文堂書店〉へ。相変わらずイイ本あるなあ。外村繁や梅崎春生の単行本もほしかったが、ガラスケースの中にあった、川崎長太郎文学碑を建てる会『私小説作家 川崎長太郎』(1991)を4000円で買う。内容は写真、本人エッセイ、追悼文、追想、小田原文学散歩、自筆年譜など。以前、目録で何度か注文してハズレているので、手に入れられて嬉しかった。その近くのうなぎ屋に行くも、一杯だと断られる。来るときに「今日はうなぎだ!」と盛り上がっていたので、うなぎ気分が抜けず、長谷寺の近くにもう一軒あるという旬公の記憶を頼りに行ってみる。〈浅羽屋〉という老舗らしい店で、テーブル席がひとつだけ空いていた。しかも食べている間に閉店の札がかかったから、ギリギリのタイミングで間に合ったのだ。歩き回ったのでビールがうまい。肝焼きがやわらかくてウマイ。そして、うな重のボリュームにも満足。料金も二人で6500円と、わりとリーズナブル。ココはまた来たい。


そのまま海辺に向かって歩き、暗くなってきた長谷の海岸を散歩。大通りに上がり、ビルの3階にあるバーに入る。旬公が先日行って気に入った店。海辺に面したカウンターに座り、ウィスキーのロックを飲む。そういえば、ここしばらく旬公とこんな風に出かけたことはなかった。たまには、用事のないお出かけもイイものである。江ノ電で鎌倉に戻り、横須賀線に乗る。車中では熟睡。西日暮里に戻り、片づけをして千駄木へ。『書肆アクセスの本』について、本多正一さんから「何か手伝えることはないか」というメールをいただく。ありがたい。


写真は由比ガ浜通りの閉店したおもちゃ屋の建物。このあたりは、かろうじて古い建物が残っている(菓子屋、元銀行など)が、そこここで取り壊し工事が進行中だった。