『「阿佐ヶ谷会」文学アルバム』の見本出来

kawasusu2007-07-27

『「阿佐ヶ谷会」文学アルバム』の見本が届いたので、カバーの画像を載せておきます。間村俊一さんの装幀です。昭和10年代の阿佐ヶ谷南本通り商店街(現在のパールセンター)の写真をカバーに、昭和33年の阿佐ヶ谷駅南口の写真を表紙に使っています。タイトル文字は表面、背ともに箔押ししてあります。瀟洒な仕上がりになりました。


朝7時起き。日差しの強いこと、強いこと。昨夜干した洗濯物がもう乾いてるんだもんなあ。千駄木に行って、『「「阿佐ヶ谷会」文学アルバム』の献本リストなどをつくる。知り合いの書店にファクスを送って営業したり、旬公にPOPをつくってもらったり。本って、できたらできたで、けっこうやるコトが多いのだ。


3時に飯田橋に行き、デザイナーMさんに見本を渡す。お世話になりました。神楽坂を歩いて上がり、S社へ。出版部Aさん、広告部Yさん、季刊誌KさんとTさん、週刊誌Kさんと、『「「阿佐ヶ谷会」文学アルバム』を見せて回る。出かける途中のツムツムにも会えた。編集部に届いていた新刊のうち、川原テツ名画座番外地 「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記』(幻冬舎)が目に留まる。「幻冬舎アウトロー大賞(ノンフィクション部門)特別賞受賞作」とオビにある。装幀もイラストもおよそ幻冬舎らしくない。ナンだかおもしろそう、と著者紹介を見たら、このヒト、〈浅草名画座〉で番組紹介をしている「浅名アニキ」だった。西日暮里に帰ってから「入谷コピー文庫」の堀内さんに電話して話したら、彼も今日書店で見つけたということだった。


祥伝社から木村衣有子『もうひとつ別の東京 ひそかに愛し、静かに訪ねる55景』(本体1200円)が届く。ウェブ連載をまとめたもので、一カ所の文章と写真が見開き2ページで掲載されている。写真も木村さんが撮っている。東京のスタンダードな場所が多いが、短い字数でその印象をよくつかんでいて、近頃山のように出されている、「雰囲気街歩き本」とは一線を画している。イラストの装幀もこの本にマッチしている。


もうひとつ別の東京―ひそかに愛し、静かに訪ねる55景

もうひとつ別の東京―ひそかに愛し、静かに訪ねる55景


昨年夏の仙台「一箱古本市」で「ダダカン」関係の本を出していて、今年の「外市」にも来ていた高熊洋平くんから、仙台でブックカフェを開いたというお知らせが。〈書本&cafe magellan(マゼラン)〉(http://magellan.shop-pro.jp)。開店直後にパソコンのトラブルがあり、サイトはまだ整備中のようだ。〈火星の庭〉から歩いていける距離だそうで、この2店を中心に、いずれ「仙台ブックストリート」みたいになってくれると地元のヒトにも東京から行くヒトにも嬉しいな。なお、「外市」の打ち上げのときはまだ店名が決まってなくて、みんなが酔っ払っていろんな屋号を提案した。しかし、「屋号については、結局くだんの修験者(あやしい?)さんに決めてもらっちゃいました。わめぞの皆さんには色々相談にのって頂いたのに、残念ながら「ワーメイド」も含め、全面却下されてしまったのでした」。まあね、「ワーメイド! それは幸運をよぶ名前よ!」なんて修験者に絶賛されたら、それはそれで困ったコトになったろうが。


千駄木に帰ってから、なんだか急速に眠気が訪れ、2時間ほど眠ってしまった。この週末もいろいろやらねば。