鶴川は今日も雨だった

午前中、塩山芳明さんの掲載誌のコピーを読む。ハッタリの効いた表現にときどき声を出して笑う。ファックスが送られているさいちゅうに、電話と携帯が同時に鳴る。同時に対応できるワケがない。鳴らないときは一日中無音なのに、どうしてこうタイミングが悪いのか。しかも、ファクスが乱丁(順番めちゃくちゃ)で入ってきて、その最中にインクが切れた。まったくもう。


12時に出かけて、東京駅へ。京橋のさぬきうどんで腹ごしらえ、と思ったら、長蛇の列。近くの立ち食いそばも同様。この辺のお昼の人出を甘く見ていた。とんかつ屋を覗いてみたら、すんなり入れたので、そこでとんかつ定食。〈フィルムセンター〉で川島雄三特集。今日は《あした来る人》(1955)。二回目だが、山村聡が観察者の立場で見る四人の男女(月丘夢路三橋達也新珠三千代三國連太郎)の描き分けが見事。気の強い月丘が「お待ちください、私から切ります」と電話をガチャンとやるシーンにシビレる。やや長尺(116分)なので途中ちょっと眠ったが、川島雄三の風俗映画路線の傑作といえよう。


京橋駅に急ぎ、銀座線で表参道、千代田線直通で鶴川へ。4時直前に到着して、4時5分の学バスに間に合った。この空梅雨なのに、ぼくが鶴川に来る日はいつも雨のような気がする。授業の資料が多いから、持ってくるのがユーウツである。授業の最中、3度も4度も携帯電話に着信が。終わって確認すると、3箇所からほぼ同時に(別件で)かかっている。ホント、タイミング悪いのだ。そのひとつに急遽対応せざるを得ず、授業の後に教え子のワシタケくんのダンス発表会を覗くと約束していたのをすっぽかして帰ってしまう。ゴメン。


帰りの社内で、塩山さんのコピーを読み終わる。追加で送ってもらうものに目を通せば、一冊分の目次は立てられるだろう。ウチに帰ると、〈ブリッジ〉から、鈴木博文[ドッグ・デイズ 1987-2007](2CD、メトロトロン)と安田南[サウス/ライブ・アット・ザ・ロブロイ]が届いていた。