〈カフェ・ヒナタ屋〉から下を眺める

朝から写真のコピーを取ったり、台割をいじったり。350ページある本の再校戻しと追加原稿の入稿と口絵写真の入稿をいちどにやってしまうので、チェック事項の多さにアタマが煮えてくる。3時半に神保町に行き、G社で印刷のS社にもろもろ引き渡す。まだいくつか追加はあるが、入れるべきものは入れた。まだ気は抜けないが。


書肆アクセス〉に寄り、昨日の見た映画での名演技も記憶に新しい畠中店長から、〈カフェ・ヒナタ屋〉(http://blog.goo.ne.jp/hinata4f/)の場所を聞く。5月オープンだが、行く機会がなかった。富士見通り(三省堂の〈自遊空間〉の横の道)をあがり、ロシア料理の〈サラファン〉が入っているビルの3階。この道は長年通っているが、このビルじたい初めて入る。階段は狭くて急で、エレベーターは扉を手で開けるタイプ。


〈カフェ・ヒナタ屋〉に入ると、意外と奥行きがある。窓際にカウンターやテーブルが置かれている。大阪の〈calo bookshop&cafe〉からギャラリーを取り払ったようなカンジだ(エレベーターが旧式なトコロも似ている)。小さな本棚がいくつかあり、ミニコミなどを置いてある。この辺りは畠中店長の助力だろうか。アイスカフェモカを飲みながら、外を眺めると、下の通りを人が歩くのが眺められる。上から見る神保町もなかなかイイものだ。ぼくがいる間、ほかに客はおらず、短い時間だったがゆったりできた。〈アンチヘブリンガン〉と並んで、神保町の休憩所として活用したい。


ところで、昨日『ぐるり』の五十嵐さんからメールがあり、〈リコシェ〉の企画で、7月下旬からこの〈カフェ・ヒナタ屋〉で『ぐるり』フェアをやるそうだ。そこで、ぼくにトークをやってほしいという。お相手が『ぐるり』で連載しているあのヒトだったので、やらせてもらう。〈リコシェ〉がらみの企画に引っ張り出されるの、今年だけで3回目だよ。詳細はそのうち決まるでしょう。