〈登亭〉が閉店していた!

午後から〈杉並区郷土資料館〉に行き、仕事の話。新高円寺からバスで20分という、行きにくい場所にあった。終わってまたバスに乗って高円寺へ。移動してオープンした〈高円寺文庫センター〉を覗く。うーん、ずいぶん小ぢんまりしたんだなあ。店の半分がマンガになっていた。西荻に移動し、ココでも仕事の話。


終わったら5時すぎていたので、〈登亭〉でメシでも食うかと前まで行ったら、その場所が焼き鳥屋になっていて、死ぬほど驚く。いつの間に閉店してたんだ! 大学生のときから西荻にいるあいだ、週に1回は通っていた洋食屋。いちおうメニューもあるのだが、それを見て注文しても受け付けられず、黒板に書いてある数品だけが有効だった。その数品も、チキンカツとかチキンサラダとかハンバーグとか中身はほとんど同じで、盛り合わせのバランスが違うだけというものだった。江口寿史もエッセイマンガで描いている。親父は出っ腹で洋食帽(?)をかぶっていて、ちょっと気難しかった。カップルの客が来ると、席が空いているにもかかわらず、「一杯だよ」と追い返していた。ビンボーな男子学生には云わなくても大盛りにしてくれるなど、ありがたい人だった。


卒業しても年に2、3度のペースで通っていた。去年の秋に行ったときには、親父がけっこう弱ってきている(受け答えがトンチンカンだった)ように思えたが、閉店するとは思いもかけなかった。帰って検索すると、昨年12月には閉店したという。半年も気づかずにいたのが、ショックだった。