高円寺で「一箱」同窓会

午前中は資料読み。12時すぎに出て、高円寺へ。〈高円寺文庫センター〉に寄り、〈雄旺〉でひき肉入りラーメン。「台湾風」と前につけるのを忘れて注文したら、想像したのと別のが出てきた。うまかったけど。


〈高円寺書林〉で「甘夏書店」主宰の「ちょこっと古本市」を見る。店の前のスペースに7、8箱出ている。甘夏さんのほか、「ぐるぐる堂」「ふしぎなぽっけ」「古書梅酒」「ゆず虎嘯」「石ころ書房」「退屈文庫」「古書無人島」が出ている。ほとんどが一箱古本市に出したことのあるヒトだ。甘夏さんの話では、一箱のほか、岡崎さんの古本講座や〈ダイバー〉で出会ったとのコト。みんなで記念撮影。


初めて話すヒトもいるので、いろいろ聞きたかったが、どうも女性が多くいる場で堂々と振舞うことができない。アガっているのか、手作りのケーキを一口いただくが、明らかにバナナなのに「アップルケーキですね」と云ったりして。ヒトの顔を覚えられないのも、堂々と振舞えない原因の一つだろう。今日のメンバーでは、石ころさんとクドウさん以外はまだ覚えられていない。すいません。荻原魚雷さんが来たので、途中まで一緒に帰る。増刷おめでとう。


高円寺から御茶ノ水、丸の内線で茗荷谷へ。時間の目算があまく、駅に着いたら2時半すぎていた。急いで〈古書モダン・クラシック〉の事務所へ。店主の古賀さんが自転車で迎えに来てくれたらしいが、違う道だったようで入れ違いだった。古賀さんと奥様のカヨさんに話を聞く。この店を始めるまでの経緯がおもしろく、それだけで1時間以上費やす。「一古書肆のブログ」(http://mc-books.blogspot.com/)に「警官の職務質問のようにいろいろ聞いてきた」と書かれてしまったが、そんなにしつこかったですか……?


5時前に辞去する。ウチに帰り、ようやく『古書月報』の原稿を書きはじめる。今回は本郷・赤門前にあった〈木内書店〉の目録について。手に入る資料はだいたい集めたつもりだが、それでも謎は残った。いずれ判る日がくるのだろうか。9時に書き上げる。晩飯はジャガイモとひき肉の煮物。久しぶりにまともな料理をつくったような気が。


布団の中でカラスヤサトシカラスヤサトシ』第1、2巻(講談社)を読む。実体験の漫画化だが、行動よりも微妙な感情の描き方がうまく、共感するコトしきり。