朝も夜もうどんうどん

毎週金曜日の午後は用事で出かけるのだが、昨日留守電に連絡があり、はしかが流行っているので先方が一週間休みだという。ゼンゼン新聞見てなかったけど、そんなことになっていたのか。驚いたが、遅れ気味の原稿を片付ける時間ができて、ありがたくはある。朝は〈がもう〉のうどん(冷)。


午前中に『ぐるり』。昨日の時点で待ったなしだったのだが、書けずにいた。松倉如子の声の質を文字で表現するのはむずかしいなあ。谷中銀座に出かけて、トルコ料理の屋台で煮込みとライスを買う。今日は完全ネイティブのお兄さんが相手で、おたおたしているウチに、いつもの倍の量を買ってしまう。隣の〈すずき〉にはコロッケ買うのに30人ぐらい並んでおり、それをテレビカメラが撮影している。ちょっとヒートしすぎなのでは。


飯食ってから、『進学レーダー』の書評。『17歳のための読書案内』(ちくま文庫)を紹介したのだが、ココで挙げられている名著のうち、自分が読んだのが10冊以下だということに気づいてガクゼンとする。もし17歳に戻って、これらの本を読みたいなあ。……ホントに戻っても、読まないような気がする。そのあと図書館の原稿。


樽見博さんより『三度のメシより古本!』(平凡社新書)届く。新書っぽくないタイトル。第二章「明治文献はなぜ値が上がったか」をめくると、いまから書こうとしていた古本屋のことが出てくる。献呈のしおり代わりに、古本についての狂句を詠んだ冊子(?)が挟み込まれていた。それから、大阪府古書籍商業協同組合編『古書をとりまく視点』も届く。先日、林哲夫さんの日記で見て、執筆者に自分の名前があるのでビックリして大阪組合に電話すると、「4月に出ました」との返事。おいおい、掲載依頼の連絡も献本もぜんぜんなかったぞ。あとで担当の古本屋さんから電話があったが、以前使っていたアドレスにメールしたという。当然、不達で戻ってきているはずなのに、そのままで済ませたらしい。うーん、ちょっといい加減すぎるのではないか。大阪組合の機関誌に書いた原稿は、自分の本にも入れているし、連絡もらえばスグに返事したのに。それはともかく、この本、吾妻ひでお唐沢なをきみなもと太郎の古本マンガが1ページずつ入っているのが、オモシロかった。


5時過ぎに自転車で千石へ。風が強いので、坂を上るのがたいへん。千石図書館で資料を借り出す。本郷通りを白山に向う途中に、〈ブックマート本駒込店を見つける。こんど行ってみよう。


7時半に〈往来堂書店〉へ。『コミック・ビーム』6月号を買う。山川直人さんの表紙だ。笈入さんと待ち合わせ、根津の〈釜竹〉へ。落ち着いた雰囲気のうどん屋だが、値段はリーズナブル。ビールとつまみを前に、来週の「でるべんの会」でナニを話すか相談する。ナンとかなりそうかな。シメに釜揚げうどんを食べる。朝もうどんだったな。


5月24日(木)の「でるべんの会」、まだ席に余裕があるそうです。参加費1000円ですが、よかったらご参加ください。テーマは「一箱古本市」について。ブログ(http://deruben.exblog.jp/)をご参照ください。