日記モードになれなくて

どうも調子がでない。こういうときに、その日あったことを振り返って書くと、むなしくなってしまうので、メモ風にこの数日の出来事を。


道灌山通り(通称「スサミ・ストリート」)のラーメン屋兼居酒屋。「ツブレるオーラが出ている」と旬公と話していたら、ホントに閉店してしまった。すぐに内装をやり直し、近々新しい店(焼き鳥屋)ができるようだが、店名からして微妙なカンジ……。同じ通りの立ち飲み屋のあとには、美容室ができるようだ。あんな狭いところで、よくまあ。どちらも生きながらえてほしいと願う。また、ずっと建築中だった「やなか音楽ホール」は6月に落成する模様。どんな音楽やるのかなあ。


★受贈書。今柊二さんから『定食ニッポン』(竹書房文庫)。第一章は山手線の定食屋めぐりで、知っている店がけっこう多い。カラー写真も入っている。柴田信さんから『本の街・神保町から』(私家版)。神保町で仕事をしてから30年経ったことを記念しての小冊子。


★マンガ。勝田文『かわたれの街』『しゃべれども、しゃべれども』(白泉社)。このヒトの新刊が2冊一緒に出るとは。後者は佐藤多佳子の小説をマンガ化。原作の雰囲気をよく活かしている。


★買った本。大竹昭子『きみのいる生活』(文藝春秋)。スナネズミとの共同生活。『KAWADE夢ムック 半村良』(河出書房新社)。半村良についてのこういう本、ほしかったよ! 半村の河出の担当編集者・龍円正憲広瀬正の担当者でもある)のエッセイがイイ。大崎梢『サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ』(東京創元社)。挟み込みに久世番子さんのマンガが。なんとこの小説のマンガ版を、久世さんが『WINGS』(新書館)で連載開始するそうだ。久世さんといえば、『ウンポコ』の最新号を買い、「番線」を読んだ。本に関わる仕事のルポマンガだが、目の付け所がさすがにイイ。


★取材。〈ギャラリー・ポポタム〉。大林さんとサワダさんのお二人に。某女子校の図書館。司書教諭の信念に感動する。間違いなく、これまで取材した学校司書の中でNO.1。


★映画。ルイス・マイルストン 監督《オーシャンと11人の仲間》(1960・米)。瀬々敬久雷魚》(1997)。何本か見た瀬々作品では、これがいちばん好きかも。鈴木卓爾の演じる根っこのない男がいい。


★〈千駄木倶楽部〉で4時間。Aさんの取材のあと、W社のひとと打ち合わせ。同じ場所に座っていると、どうも疲れてしまい、終わってからウチで横になってしまった。