出雲人にはわかるハズ

午前中は茅場町へ。〈森岡書店〉(http://www.moriokashoten.com/)の取材。このヒトもまたすごい情熱の持ち主だった。「有田昌史 十月島―IZUMONESIA―展」が見られたのもヨカッタ。有田氏のつくる図案は、日本人の心の奥底にある土俗的なものを引っ張り出してきたもので、誰でも共感できるものだが、とくに出雲出身者にとっては説明を聞くまでもなく、見た瞬間にわかる、という作品がいくつもあった。オレんちをこの図案で飾りたい! という欲求がフツフツと湧いてくるが、とりあえず出雲和紙の絵葉書を1枚購入。数年前にプラハに行ったときに買った本を10数冊、森岡さんに買い上げてもらうコトに。


そこから銀座に出て、丸の内線で池袋へ。明治通り沿いの讃岐うどん屋で、肉ぶっかけうどん定食を食べる。第2回「外市」の会場である〈往来座〉の前に行くと、にぎやかにヒトが集まっている。ふぉっくす舎のNEGIさんの話では、開始直後はすごいヒトだったという。店番している連中がみな楽しそうなのがイイ。前回に比べて、参加店舗が増えて、本のバラエティも広がっている。河内紀さんの箱から、平凡社が出した『われら日本人1 そのからだ』という本を買う。日本人の体型やポーズについて、写真をたくさん入れながら考察しているもの。百科事典の材料を使って出されたものだろう。これが300円とは。あと、セドローくんの箱から『評論家になろう!』(婦人生活社)400円を。セドローくん手製のオビに「松沢呉一登場」とあったため。キワモノっぽい本だが、各ジャンルの評論家のハナシはそれなりにオモシロかった。


今回の外市は明日まで開催。心配されていた雨、ひょっとしたら降らないかもね。「古本けものみち」は帳場の裏側に出ているので、ぜひ覗いてください。「しのばずくんトート」も販売中。


帰ったら、旬公が棚を制作中だったので、手伝う。そのあと仕事。少しずつ進んでいるのだろうか。そうあってほしい。