「疑」が八割ですよ

朝8時。選挙カーのがなり声に起こされる。区議会選挙、以前は9時から活動してたような気がするが、今回は8時すぎから大騒ぎ。せめて9時までは音を出すのを禁止してほしい。出かけたときに、ぼくの横をわめきながら選挙カーが通り過ぎていったが、ある一角ではピタッと音を止め、しばらく先に行ってから再開していた。小学校の前だった。選挙活動の期間は、小学校に住みたいよ。


昨夜届いた原稿に手を入れて、11時に神保町へ。入稿を終え、〈書肆アクセス〉へ。「不忍ブックストリートMAP」を渡す。〈高岡書店〉で、久米田康治さよなら絶望先生』第8巻(講談社)を買う。オビにTVアニメ化とある。裏に「アニメ化、半信半疑でしょうか?」とあり、「『疑』が八割ですよ!」というセリフがある。この作者らしい反応で、笑う。


〈古書ほうろう〉に寄り、MAPの追加を受け取る。配達に回りたいが、雨が降っていて出かけにくい。ウチで資料を読んだり、メモを取ったりする。夜はDVDで、瀬々敬久監督《サンクチュアリ》(2006)を観るが、いまいちノリ切れず。


昨日発行の「書評のメルマガ」に載せられなかった、お知らせ2件。情報が入るといつもメモしておくのだが、最近、本イベントがすごく増えたので、どうしても掲載漏れが出てしまう。まずは「わめぞ」。河内さんのトークには行きたい。

「外、行く?」 第2回 古書往来座外市 〜軒下の小さな古本祭〜


▼日時
5月5日(土)〜6日(土) 雨天決行!
初日 5日 11:00〜22:00
二日目6日 11:00〜17:00(往来座は22:00まで営業)


▼参加店舗
■第2回ゲスト(大棚使用約200冊出品)
石田書房(神保町) http://www.ishidashobo.com/


スペシャルゲスト(一箱)
河内紀(放送演出家・映画音楽監督


■わめぞ古本屋軍団(大棚使用約200冊出品)
古書往来座雑司が谷)/古書現世(早稲田)/立石書店(早稲田)


■わめぞオールスター(小棚 or 一箱 or 自家製棚)
武藤良子雑司が谷http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/5403/
旅猫雑貨店(雑司が谷http://www.tabineko.jp/
リコシェ雑司が谷http://www.ricochet-books.net/
ブックギャラリーポポタム(目白)http://popotame.m78.com/shop/
琉璃屋コレクション(目白) 版画製作・展覧会企画
退屈男(名誉わめぞ民)http://taikutujin.exblog.jp/


■一箱スペシャルゲスト
古本けものみち南陀楼綾繁)/書肆アクセス(神保町)
ハルミン古書センター(浅生ハルミン)/北條一浩(「buku」編集長)
晩鮭亭主人 http://d.hatena.ne.jp/vanjacketei/
他、往来座お客様オールスターズ


■刃物、現場で研ぎます 「旅猫」の兄、「研ぎ猫」見参!
刃研ぎ堂雑司が谷) http://www.tcn-catv.ne.jp/~kai555/


ワメトーク vol.1 〜「彷書月刊河内紀特集記念〜
WAMEZO TV」河内紀トーク&作品上映会


4月26日発売の「彷書月刊」5月号は、映像作家・河内紀さんの特集。それを記念しまして、河内さんのドキュメンタリー作品の上映会とトークショーを、古書往来座外市にあわせて開催します。外市には河内さんも参加します。どちらもよろしくお願いいたします。


■日時
5月6日(日) 15:00〜17:00(開場14:30)


■会場
上り屋敷会館 2階座敷
東京都豊島区西池袋2−2−15 
地図はコチラです。→http://f.hatena.ne.jp/wamezo/20070413174217
往来座から会場への要所に案内人を配置いたします。外市会場では簡易地図も配布しております。お気軽にお尋ねください。
※電話ありません。連絡は往来座までお願いいたします。


■定員 40名  ■参加料 500円
予約は古書往来座が受付します。
メールにて、お名前、人数をお知らせください。
ouraiza@kosho.ne.jp
問い合わせ 古書往来座 03−5951−3939
※当日急な参加希望は、外市会場で直接か、往来座へ電話でお願いいたします。


■内容
▼ドキュメンタリー上映
「のんきに暮らして82年 たぐちさんの一日」(1996年テレビ東京で放映)
第34回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞受賞作。文京区西片、明治初年に建てられた瓦屋根の家に独り暮らしをする82歳の田口親(たぐち・ちかし)さんの一日を追ったドキュメント。早稲田大学在学時にラバウル出征。戦後は、早稲田大学図書館で司書として定年まで働いた。妻が倒れ、独り暮らしがはじまった。自炊し、司書時代からのライフワークである研究のために大学図書館へバスで行く。本郷界隈の古本屋を回る。庭の竹を切って、風呂を焚く。淡々と暮れていく一日を見ながら、最後にご両親から言われていたという言葉を聞いてじんとくる作品です。みどころはいくつもあって、織田作も出入りしていたことで知られる本郷の古本屋、ペリカン書房の店内の様子、店主である品川力さん(故人)も登場すること。8ミリフィルムに残っていた田口さんのお父さんの「ふんどし一丁での体操」シーンなどなど。河内紀さんが言うに「今じゃ作れないよ。企画が通らないでしょ」という作品。いや、これ、ホントに貴重です。この機会をお見逃しなく。約45分。


トーク
聞き手:阿部麗奈リコシェ)、目時美穂・屋良清香(彷書月刊編集部)


河内紀(かわち・かなめ)プロフィール
1940年東京都生まれ。1962年東京放送に入社。ラジオ番組の制作にあたる。1974年退社後、鈴木清順監督作品『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』の音楽監督キース・ジャレットのコンサート映像全作品を演出。TV番組制作ディレクターとして1988年『今日甦る幻の東京オリンピック』でギャラクシー大賞受賞。古本好きとしても知られ「雑本探検家」をなのる。「彷書月刊」にて「尋ね人の時間」を連載中。著書に「ラジオの学校―生きるためのことば」(筑摩書房)、「ベニヤの学校」(晶文社)など多数。


企画 リコシェ/主催 わめぞ/協賛 彷徨舎(彷書月刊編集部)


そして、〈火星の庭〉では手ぬぐい展。昨年夏に京都〈ガケ書房〉に行ったメンツが、そのまま北上。仙台でアバレます。

久住卓也・石丸澄子「くすすみ手ぬぐい・招布展」
開催中〜5月6日(日)


イベント(すべて要予約)
4月27日(金)夜6時半開場 7時開演
◆てぬぐいワークショップ
シルクスクリーンによる手拭いが完成するまでの工程を、映像を見ながら解説します。他、スタンプを使ったお手軽プリント手拭いを実際に作ってみます。)

スペシャル古本対談!
『街と記憶と古本と』岡崎武志 狩野俊
 古本に関することならこの男! 関西出身売れっ子ライター・岡崎武志さんと、この街仙台で高校生活をおくった古本酒場店主・狩野さんが初対談!今は、東京に住むおふたりが、おもしろかなしく、せつなくてはずかしい記憶の断片を語ります。


★イベント終了後、「古本大交流会」あり。
古本酒場コクテイルが出張します! 名物である文士料理をつまみながら、 出演者と共に杯を交わしましょう!(参加費2000円)


4月28日(土)昼さがり2時半開場 3時開演
◆マンガユニット・QBBの兄弟トーク
 人生で一番ダサイ季節!傑作マンガ『中学生日記』もシリーズ6巻めに!原作者である兄(久住昌之)と作画の弟(久住卓也)が、どのようなやりとりでもって画作品をつくりあげているのか?!爆笑必至!

久住昌之弾き語り!
バンド『久住昌之&モダンヒップ』活動でも元気な昌之さんがギター、ウクレレ片手にミニライブ。ゴキゲンな初CDも出たばかり! 楽しませます!

イベントチャージ:各日2000円
2日通し3500円(古本交流会費のぞく)
ご予約・お問合せは、book cafe 火星の庭まで
メール:kasei@cafe.email.ne.jp 電話:022-716-5335


なお、6月には仙台で、「蔵書票フェスタ」が開かれるそうです(http://www.kaseinoniwa.com/cafe/exfes.html)。