活動的に見える日

10時半に神保町へ。午前とお昼に、それぞれ打ち合わせ。〈書肆アクセス〉で『本の雑誌』を買う。高野秀行氏が旬公の『世界屠畜紀行』について書いている。この本については、ホント、びっくりするほど多くの書評・記事が出たが、ぼくとしては高野さんのこの書評がいちばん嬉しかったな。店内では、「石田千が選んだ書肆アクセスの二十冊」フェアが開催中で、小冊子をもらう(冊子づくり、だんだん上手になってるじゃないですか、畠中さん)。畠中さんに「ハッティー」という異名があると知る。坂崎重盛さんの命名だとか。そのあと〈ダイバー〉にも顔を出す。


お昼の打ち合わせは、久しぶりの〈アンチヘブリンガン〉にて。ランチタイムに来るのは初めてだけど、すごく繁盛していた。〈ふぉっくす舎〉とのコラボイベントももうすぐ。終わって、一度ウチに帰り、資料を持って有楽町へ。〈東京国際フォーラム〉で行われているアートフェアの会場で、〈ギャラリーアルテ〉のUさんを呼び出して、打ち合わせ。入場券を貰ったので、あとでナカに入ってみるが、画廊のブースで作品を見るというのが、どうも慣れないカンジで、早々に出てしまう。


千代田線で綾瀬へ。〈デカダン文庫〉の親父さんが、「一箱古本市用に文庫をあげるよ」と云ってくれたのだが、なかなか受け取りにいけなかった。奥からどんどん出してくれるが、とりあえず持てる量だけいただいた。それでも、手が千切れそうに重く、駅のコインロッカーに入れる。この文庫をどう使うかは思案中。〈味路〉に行くと、珍しく客が多い。ハイボールを飲む。今日はあちこち動き回って、活動的なように思えたけど、気のせいかもしれない。


不忍ブックストリートの公式サイトで、店主の紹介文を掲載しています(http://sbs.yanesen.org/hako1/2007/shop.html)。これさえあれば、一日楽しく過ごせます。


こんどの日曜日は、「古本ジェットストリーム」です。いつも以上に「ぶっつけ」の展開になると思いますが、見に来てくれると嬉しいっす。この日は40歳の誕生日なんですが、プレゼントなんていりません。お客さんの笑顔が最高のプレゼントです。

オヨちゃんとモクローくんの古本ジェットストリームvol.4 
「箱」のハナシをしようじゃないか


2007年4月15日(日曜日) 18:00〜
古本酒場コクテイル
高円寺北2-24-13
TEL 03-3310-8130
http://koenji-cocktail.com/
*予約優先


出演:南陀楼綾繁
山崎有邦
ゲスト:岡崎武志


オヨヨ書林山崎有邦(オヨちゃん)と、ライター・編集者の南陀楼綾繁モクローくん)による、古本をテーマとする実況ぐだぐだ話。第4回となる今回は、ゲストにライターの岡崎武志さんをお迎えし、この日、南陀楼が40歳を迎えるコトや、2週間後に行なわれる「一箱古本市」や、岡崎さんの新刊『読書の腕前』(光文社新書)の刊行など、いろんなことを記念してお送りします。お題は、「箱」。一箱古本市の箱、単行本の函など、箱のアレコレについて。