ピーター・ラビットとおやじ

5時半起き。荷物を持って、東京駅に向かう。6時50分発ののぞみ号。品川、新横浜と客が乗ってきて、ほぼ満席。日帰り出張のビジネスマンが多い。京都までぐっすり眠る。まだ寝たりないなあと思っているうちに、新大阪に着く。快速に乗り換えて、神戸線の某駅へ。コインロッカーに荷物を入れ、日能研のKさんと待ち合わせ。10時半からN校図書館の取材。終って、近所の〈丸福〉という定食屋で昼飯。メニューの多さに驚く。蒸し豚定食、ウマかった。


そのあと、2回乗り換えて、阪急の某駅へ。時間があるので、駅前の喫茶店に入る。〈ピーター・ラビット〉という店で、外装もファンシーだが、ナカに入るとおばさんがやっているフツーの喫茶店。しばらくすると、いかにもな「関西のおやじ」がやっていて、おばさんと世間話をはじめる。いまどき珍しいハデなスタジャンを着ている。背中には銀で「JAPAN」と刺繍されている。会計のときに、おばさんと一緒におやじにも「ありがとうございました」と云われる。店主なのか? ピーター・ラビットとおやじのいる喫茶店だ。O校の図書館は、女子高なのに吾妻ひでお失踪日記』が入っている、ステキな図書館だった。Kさんと別れてから、最初の駅に戻り、荷物を取って大阪に向かう。


6時、東梅田の〈I〉にチェックイン。裏通りにある古本屋を2軒覗き、〈揚子江〉という店でラーメンを食べる。ちょっと迷って、〈NU茶屋町〉という新しいビルにできた〈タワーレコード〉で、貴島公さんと待ち合わせ。貴島さんが『エルマガジン』で紹介していた、Ett[無茶の茶]を買う。北梅田の先にある中崎町を歩く。この辺は梅田から近いのにビックリするほど古い町並みが残っている。今度は昼間に歩きたい。〈巣箱2〉というカフェバーに入る。昭和風のつくりで、女性がひとりでやっている。なかなかイイ感じ。「書評のメルマガ」で貴島さんに書いてほしいコトなどを話していると、3時間過ぎた。ホテルまで送ってもらう。


最後にお知らせ。海野弘さんの全著作の目次を公開するサイト、「Look the same 海野弘の目次を旅する」(http://www25.atwiki.jp/unno/)がオープンしました。120冊以上を越える著作の書誌、目次、書影を順次入力、公開していきます。著作のタイトルからだけでは判りにくい具体的な情報(作家や地名など)を一覧することができます。現在約30冊のデータが掲載されています。入力と管理は、『BOOKISH』の海野特集で著作リストを作成された、軽美伊乃さん。南陀楼もすこしだけ入力を手伝っています。全著作の入力までにはまだ時間がかかると思いますが、長い目で見守ってください。入力に協力してくださる方も募集します。