芸人・塩山芳明がデビューした夜

9時起き。午前中は1本原稿を書き、ラーメンを食べながら、《噂の東京マガジン》を見る。レギュラーの風見しんごの娘が前日に交通事故死しており、司会二人は黒っぽい服を着ている。そのあとスグに出かけるつもりが、旬公が山崎豊子原作のテレビドラマ《華麗なる一族》第一回目の再放送を見始めたので、付き合って最後まで観てしまう。木村拓哉の演技が鼻に付かなかったのは初めてだ。


4時半、三鷹へ。〈上々堂〉で、新しいアルバイトの女性から「古書モクロー」の精算金を受け取る。〈三鷹書房〉で、赤木洋一『「アンアン」1970』(平凡社新書)と山村修『書評家〈狐〉の読書遺産』(文春新書)を買う。高円寺に出て、南口の〈大将〉でチューハイを飲む。エンジンがかかったところで、〈古本酒場コクテイル〉へ。塩山さん、退屈男くんのほか、山崎邦紀さんが来ていた。心配していた入りだが、「店長が泣きついた云々はガセだよ、ガセ」とのこと。じっさいはコマめに営業していたようで、6時半には20人近くが集まる。


休憩を挟んでちょうど2時間。前半は『出版業界最底辺日記』の書店在庫状況や書評についての月旦、後半はつまらない本についての雑談、といったカンジ。ぼくは「乗せ役」ということだったが、塩山氏の上がったテンションをうまく受けきれなかったかもしれない。「庶務」退屈男の使い方にも悔いが残る。しかしまあ、みんなよくウケていたし、全体としてはうまくいったのではないか。知り合いのほかに、吉祥寺〈バサラ・ブックス〉の店長、「東川端参丁目」さん(http://d.hatena.ne.jp/thigasikawabata/)らが来てくれた。「腰痛日記@川崎追分町」さん(http://d.hatena.ne.jp/kokada_jnet/)も途中まで(あとでブログ見たら、大変な一日だったようだ)。塩山氏は「芸人宣言した手前、ココでやめられない!」と3月にもコクテイルで話す模様。ぼくのほうは、4月15日に40歳になるのを記念して、オヨちゃんとの「古本ジェットストリーム」を開催します。


打ち上げに行くタイミングを失い、店内のあちこちを移動して話しているうちに11時。眠そうな旬公と一緒に先に失礼する。外は雨。ウチに帰り、録画しておいた《華麗なる一族》を見おわったら、急激な眠気が襲ってきた。


では、最後に「路上派少年遊書日記――1981年・出雲」を。

1981年4月5日(日)
★もうつかれた。これを書く気力なし。


4月6日(月)
同じ


4月7日(火)
同じ


4月8日(水)
同じ


4月9日(木)
同じ
もうマンネリだ、マンネリだ。


なんだか停滞してるな。でも、翌日にはまた普通に書きはじめるのであった。