松屋の暖房にアテられる

朝9時起き。午前中は『進学レーダー』の原稿を書く。そのあと「書評のメルマガ」の編集を途中まで。2時前に旬公と出る。小川町の〈アツマル〉でカレーうどんを食べる。この店、この辺りではいちばん好きなのだが、このところ、休みだったり満員だったりでフラレ続けていた。小ライスを頼んで、最後におじや風にして食べるとウマイ。


書肆アクセス〉で、「全国〈古本女子〉サミット」のチラシを渡す。深谷考『滝田ゆう奇譚』(青弓社)を買う。先日、校條剛『ぬけられますか 私漫画滝田ゆう』(河出書房新社)を買ったので、両者を読み比べたい。〈書泉グランデ〉で、田山三樹編著『NICE AGE〜YMOとその時代 1978-1984』(シンコーミュージック)を買う。〈ぶらじる〉でチラシを置いてもらうだけのつもりだったが、なんとなく席に座ってしまった。そうしたら、隣の男たち(会社の同僚だろう)が、タバコをもうもうとふかしながら、自分の女がTバックの下着を持っているかどうかという話題をしている。なんか、どっと疲れた。


書泉ブックマート〉のコミック売り場で、桜玉吉『幽玄漫玉日記』(エンターブレイン)を第3巻まで買い、小川町から都営新宿線に乗り、途中で乗り換えて浅草へ。〈松屋〉の古本市を見る。外が寒いので厚着をしてきたのだが、店内はむっとするほど暖房が効いている。荷物が多いのでコートを脱ぐわけにもいかず、だんだん気持悪くなってくる。ようやく一回りするが、ナニも買わず、牛イチロー先生と牛父に挨拶して、その場を去る。雷門前からバスに乗って西日暮里へ。


ウチに帰り、『幽玄漫玉日記』を一気に読む。『御緩漫玉日記』とはかなり絵柄が違うが、こちらもオモシロイ。とくに会社を設立したり、イベントに出店して小銭稼ぎをするくだりが。たちまち第3巻まで読み終わり、「ぜんぶ買っておけばヨカッタ」と悔やむ。出かける時間となり、〈古書ほうろう〉に行く前に〈ブックオフ〉に寄ったら、『幽玄』の5、6巻があったので、そそくさと買う。


ほうろうで棚を眺めて待っていると、〈リコシェ〉のアベちゃんが登場。旬公も呼んで、〈千尋〉に行く。このところ手元不如意なので、足が遠ざかっていた。久しぶりにウマイ魚を食べる。アベちゃんが、15歳の頃から(いちどだけ就職したのを除いて)さまざまなアルバイトを体験してきたというハナシを聞く。どうりでまだ若いのに世慣れているハズだよ。11時ごろに解散。


では、久しぶりに「路上派少年遊書日記――1981年・出雲」を一発。

1981年3月28日(土)
新井素子星へ行く船』読了。
ますます新井素子の良さを感じる。
俺もあんなの書きたいのに。主人公はいつも女だけど、会話や考えを読むと、なんとなく浮いた気分になる。女の子じゃないと書けませんわな。


河上進読書リスト作製中。
ノートに僕の持っている本を書く。
現在84冊まで。やっと半分。苦しい。