こんな夜更けにカエルかよ!

kawasusu2006-12-01

月曜から木曜まで、家に引きこもり。よって古書会館の「夜の学校」も、ジュンク堂山崎浩一×永江朗トークも行けず。予約していたのに、スミマセン。かといって、仕事はあんまり進まず、DVDばかり観てたような……。


昨夜の夜中に夢を見た。実家(取り壊す前の)の2階も網戸を開けたら、端の方にへばりついていたカエルが、すごい勢いでコッチにジャンプしてきた。顔に張り付く瞬間、「きゃーっ!」と悲鳴を上げる。その声で目が覚める。旬公がビックリして、「どうしたの!!」と訊くが、ドキドキしててナニも答えられない。翌朝、「夢でカエルがさあ……」と告白したところ、「また、カエルの夢かよ!」と吐き捨てるように云われる。結婚してから8年経つが、いままで何度もこの生き物の夢でうなされているのだ。それぐらい嫌いなんだけど、誰も判ってくれない。


8時半起き。朝飯を食べて、原稿にかかる。8割ぐらいできたところで出かける時間に。ポストに、「入谷コピー文庫」の新刊が届いていた。今回はなんと、『追悼 女優・谷よしの』と『その昔、今はなき亀有名画座の廊下には〈落書きコーナー〉があった』一宿一飯篇、同・花札勝負篇の3冊同時刊行だ。前者はコピー文庫の一冊目でインタビューした脇役女優の追悼として、娘さんにインタビューしたもの。後者はタイトル通り、〈亀有名画座〉の廊下に貼ってあった落書き用の紙から採録したものだ。どちらも、コピー文庫だからこそ出せる内容だと思う。


1時、〈千駄木倶楽部〉でT社のKさんと待ち合わせ。このヒトとは以前、書店に勤めていたときに会ったことがある。パソコンでのデモを見せられ、意見を訊かれる。本郷図書館に寄ってから、自転車で白山へ。今日は天気がイイので、「まぼろしチャンネル」のネタ拾いを兼ねて、目白まで自転車で行こうという目論見。よって詳細略で、ルートだけ示すと、白山→千石→巣鴨→池袋→目白(〈ポポタム〉)→池袋(〈往来座〉)→雑司が谷(〈旅猫雑貨店〉)→池袋(〈メディアマッサージ〉)→護国寺茗荷谷→白山→千駄木という、長大なものになった。直線距離で云うと意外に近い(白山―目白で30分)のだが、つくづく東京は坂の街なんだなと実感する。


今日はまた、やたらとヒトに出会う日でもあった。〈ポポタム〉で海野さんと青柳さん、セドローくんと会い、自転車のセドローくんといっしょに〈往来座〉に寄ったら、『編集会議』の方と宮地・ミカコ夫妻(ココに来る前のバスからぼくを見かけたという)と会い、〈旅猫雑貨店〉では〈往来座〉のバイトの女性と、〈ブックスアルト〉の奥さんに会った。たまたま思いついて、こんなトコロまで自転車でやってきた日に、こんなにたくさんのヒトに会うとは。ついでに云うと、〈往来座〉のセトさんには長野のリンゴをいただき、同店のバイトさんには〈小倉屋〉のせんべいをもらい、セドローくんにはラスクまでもらった。本も買ったので、帰りの自転車は荷物でいっぱいになった。


ウチに帰り、晩飯(ブリを焼いたの)を食べながら、パク・チャヌク監督《親切なクムジャさん》(2005・韓国)を観る。後半のヒートアップぶりがスゴイ。


では最後に、「路上派少年遊書日記――1981年・出雲」です。

1981年2月23日(月)
★今日から部活動中止。期末テストのため。これから一週間、楽なような、苦しいような気持。今日は勉強はあまりやらなくて、本や雑誌を読んで過ごした。
こんなことで果たしていいのだろうか。


★今日はとてもうれしいことがあった。
それは何かというと、なんと僕が英語検定の4級に合格したのである! あまり期待はしていなかったので、先生に呼ばれた時は(これはきっとだめだろう)と観念していたのであるが、39点で合格と言われて安心した。
この点数は何点満点かはわからないが、他の人よりはちょっとばかり高かったようだ。
実にうれしい話だ!


★今日、藤井からチョコレートをもらった。
もう、時期はずれだが。これで合計3コもらったということになった。


まあ、ワリとフツーの中学生生活です。次はかなり気恥ずかしいハナシになります。(続く)