トーク2時間、打ち上げ7時間(カラオケ付き)

kawasusu2006-11-18

朝8時半起き。朝飯(田舎でもらってきた「モロヘイヤそば」。緑色というおそるべき色の麺だが、味はまあまあ)のあと、『進学レーダー』の原稿。12時までになんとか上げて、今日のトークのメモをつくる。一人で話すときと違い、相手がいるので、キーワードをメモする程度。出がけに「不忍ブックストリートMAP」がナイことに気づき、あわてて〈古書ほうろう〉にもらいに行く。


1時半、旬公と出かける。神保町の〈ドトール〉で、サンドイッチとコーヒー。〈東京堂書店〉に着くと、右文書院の青柳さんが待っていた。6階に上がり、奥の控え室へ。今日のお相手の向井透史さんと、未来社の天野さんが待っていた。『路上派遊書日記』の第二刷を受け取る。気になっていた間違いがいくつか直せて、ヨカッタ。雑談しているウチに、開場時間に。


S店長に呼ばれて、セドローくんと二人で前に出て行く。思っていたより多く(50人ほど)お客さんが集まっていて、少し緊張。二人の新刊のハナシからはじまり、『路上派』の成り立ち、同書に出てくる出雲実家買取ツアーのことへと続く。子どものとき、いかに本がない環境で本を求めて動いていたかというハナシが意外にウケたので、ちょっと長くなってしまった。そのあとセドローくんの『早稲田古書店街』の話へ。このあたりは彼のお手の物で、自由自在にお客さんを笑わせつつ、同書の裏話を語っていく。『彷書月刊』1986年の早稲田特集で、セド父(向井佑之輔さん)の書いている文章がすごく良いというハナシをしたところ、驚愕の事実が判明。一瞬、考えていた展開が吹っ飛ぶほどの驚きだった。詳しくはセドローくん自身に書いてもらいたい。すこーし時間オーバーしたかなというあたりで、トークは終了。客席にいた岡崎武志さんから一言いただき、あとは本を買ってくれた方にサインする。


セドローくんが相手だと非常に話しやすく、用意してきたハナシを消化しながら、ときどき脱線することもできた。客席の反応も上々だったように思う。これまで何度かトークをやらせてもらっているが、終ってみるとどうも後悔が残るコトが多かった。しかし、今回は自分でも満足だ。なんだかねー、喋りに関して一段だけステップアップしたような気がするよ。セドローくん、本当にありがとう。聞きにきてくださった方々にも感謝です。


終って、残っていたみんなで〈和民〉で打ち上げ。堀切直人さん、鈴木地蔵さん、〈立石書店〉の牛イチロー先生、〈往来座〉のセトさん、〈リコシェ〉のアベちゃん、未来社の小柳さん、晶文社に新しく入った編集のMさんら(あとで、上京してきた前田和彦くんもちょっと顔を出す)。なんだか盛り上がって、9時すぎまでいろいろ話す。


そこでいったんシメるが、残った連中でカラオケに行くことに。しょっぱな、セドローくんが「古本せどり旅」をかますので、対抗上、ぼくも「西日暮里の一箱おやじ」(「東京の花売り娘」の替え歌)をでっちあげて歌う。高田渡の「生活の柄」をみんなで合唱したり、セトさんが中島みゆきの「蕎麦屋」というフシギな歌(でもどことなく彼にぴったり)を歌ったり。たまーに行くと、カラオケも楽しいね。「わが心のけものみちソング」である、電気グルーヴの「N.O.」が歌えなかったのはちょっと残念。12時にお開き。トーク終ってから、7時間も打ち上げだよ。最終電車でウチに帰る。


というワケで、無事終わりました。『路上派遊書日記』はこれから増刷分が注文できますので、どうぞよろしく。しばらくイベント続きだったので、このあと年内はなるべくウチにこもって、仕事に専念したいと思っています。