ブックオカ速報その2 南陀楼トーク&打ち上げ

kawasusu2006-11-05

★朝8時起き。今日のトークのメモをつくる。ホテルの一階でバイキングの朝食。天神方向に歩き、天神コアの〈紀伊國屋書店〉へ。そのあと、隣のビブレに〈福家書店〉が入っていると思い探すが、見当たらず。コアに戻ると、地下にあった。同じビルのなかに二つの書店があるのは珍しい(ビレッジバンガードとの共生はあるが)。ココでは「福岡の読書人が選んだオススメの3冊」フェアに、南陀楼セレクトの本が並んでいる。塩山芳明『出版業界最底辺日記』、鈴木地蔵『市井作家列伝』、志賀浩二『古本屋残酷物語』の3冊。同じセレクトはキューブリックにも置かれている。その裏のジュンク堂へ。2階でSさんに挨拶。『路上派』の平積み&POPをやってくれている。3冊サイン本をつくる。


★戻る時間になり、ホテル近くの古書店〈入江書店〉へ。充実した品揃え。入ったら、青柳さんがいた。一緒にトークの会場である〈自然食品の店 ふぁーむ〉へ。ココの二階を使わせてもらうのだ。アポロ計画に荷物を取りに行き、弁当を食べて、セッティング。しかし、ぼくのマシンにケーブルが刺さらず、メモリースティックに画像を映して、別のマシンで見ることになる。


★2時前に続々ヒトが集まってくる。うしろのほうは立ち見だ。それにしても、お客さんがみんな若い!(ブックオカのボランティアスタッフもいたようだ)。「街に出て本と遊ぼう」というタイトルでトーク開始。例によって、始まるなり、メモの順序がすっ飛ぶ。画像を見せつつ、次に話すコトを考える。展開がとーとつに聞こえたら、ごめんなさい。でも、だいたい話したいコトを話し、見せたいモノを見せたつもり。3時半に終わり、『路上派』や『チェコマッチラベル』にサインする。このときにいた方が「正式の証明」さん(http://d.hatena.ne.jp/u-sen/)だったとは! もっと話したかったです。


★お役目も終わったので、荷物をアポロ計画に戻し、青柳さんとタクシーに乗って柳橋連合市場というところへ。活気のある市場だった。辛子明太子を買いたいが、明日もあるのでやめておく。魚フライ(50円)を立ち食いしたが、ウマかった。


★その裏の木造アパートの2階で、「ふるほにすとの古本市」を見る。オンライン古書店数店が出品している。場所も品揃えもレイアウトもなかなか。福岡市文学館の「カフェと文学」というような図録を1200円で買えたのはヨカッタ。しばらく歩き、〈書肆 幻邑堂〉へ。格のある古本屋。点数も多い。


★タクシーで警固交差点に戻り、青柳さんが昨日行ったという〈痛快洞〉へ。狭い通路、積み上げられた本。それでいて棚には魅力的な本がたくさん刺さっている。しかも値づけが安い。コーフンして、6、7冊抱え込む。レジに出すと、その場で500円も引いてくれた。痛快洞、最高です! その先のビルの地下にある〈バンドワゴン〉にも行く。ここは痛快洞に輪をかけて乱雑で、箱の中に雑誌や単行本が投げ込んである。それを掘り返していると、ミニコミサブカル雑誌にけっこういいモノがある。昨日、リブロのクリタさんから「いつもAIKOを掛けてるんですよ」と聴いたが、入ったらその通りAIKOがずっと掛かっていて、可笑しかった。


★またまたアポロ計画に戻り、買った本を置いて、打ち上げ会場の〈ふぁーむ〉に戻る。すでにスタッフ、ボランティアが揃っている。ぜんぶで50人ぐらいいたか。東京からCKBのライブを見るついでにブックオカにやってきたアクセスの畠中さんと晶文社のTさんも参加。乾杯があり、立食で飲んだり食べたり。ぼくと青柳さんは『路上派』の泣きバイ(買ってくれないと、青柳さんの出張費が出ません、など)に掛かる。快く買ってくれるヒトが続出し、その場で10冊売れた。ありがとうございます。ボランティアの女の子たち(大学生が多い)とも話す。「握手してください」とか「写真を一緒に撮らせてください」とか云われ、生きててヨカッタと思う。もっとも、東京からやってきた珍獣との記念写真のつもりかもしれない。近くの中華料理屋に場所を移し、二次会。最後に博多流の一本締め(リズムが判らなかった)で終わる。みんな、疲れているだろうに、とてもハイテンションだった。不忍ブックストリートでもいつもそうだから、よく判る。


★畠中さん、晶文社Tさん、丸善福岡のTさんと、屋台へ。警固交差点の〈けいじ〉という店。ビールとラーメン。やっと食べた博多ラーメンはウマかった。値段も安くて、今度また行きたいものだ。別の方向のホテルに泊まる畠中さんたちを別れて、ホテルに帰る。旬公と携帯でショッパイ話をしたあと、疲れたから今日は寝ようかと思ったが、すでに昨日、今日の感想を書いているブログを見て、こうしちゃならんと、一風呂浴びた後、2日分のメモを書く。今日、あるヒトから「ブログは一日何時間ぐらいで書くのですか?」と訊かれたが、こういう書き方だと30分で二日分書けることを発見。でも、間違いがあるかもしれない。


*右はジュンク堂書店福岡店での『路上派』の平積みとPOP。サイン本入ってます。中央は〈痛快洞〉。左は「ふるほにすとの古書市」。