二日続きで吉祥寺

kawasusu2006-09-08

9時起き。『進学レーダー』の書評原稿など、もろもろ仕事を。紀伊國屋書店から『scripta』創刊号が届く。『ifeel』休刊後の代わりとなる40ページのフリーマガジン。レイアウトなどは素っ気ないが、この形で継続できるなら歓迎したい。石田千「並木印象」、内堀弘「予感の本棚 戦前の紀伊國屋書店」は『ifeel』から引継ぎ。都築響一の「読みびと知らず」に出てくる、ロシアのロック・ミニコミの話が面白い。カーボン紙で打った5部限定の雑誌を、フランクフルト・ブックフェアで売っていたのだという。


5時に出て、吉祥寺へ。北口の古本屋を覗いてから、改札口で旬公と待ち合わせ、〈MANDA-LA2〉へ。昨日も来たのに。岡崎武志さん、旅猫書房さん、古本海ねこさんら、知った顔が同じテーブルへ。あとから、〈興居島屋〉の石丸澄子さんも。立ち見の客も増えてくる。〈古書ほうろう〉の宮地夫妻も。旬公は窮屈な空間が苦手なので、つらそう。


ふちがみとふなと加藤千晶」、まずは加藤千晶さんから。加藤さんのピアノ、関島岳郎のチューバ、鳥羽修のギター、高橋結子のパーカッション。このバンドはいいなあ。加藤さんの歌だけでなく、ピアノも充分堪能できた。休憩をはさんで、ふちがみとふなと。今日も絶好調。新曲「これから」(だったっけ?)もやった。そして、加藤さんが出てきて三人で4曲ほど。この日のために、メールでやり取りして構成を決めていったという。お互いの名前を叫びあう曲が面白かった。アンコールでは全員出てきて演奏。じつに盛りだくさんで、楽しいライブだった。宮地夫妻と途中まで一緒に帰る。駅前の中華料理屋(いい具合にすさんでいる店)でチャーハンを食べて、ウチヘ。


筑摩書房から、『出版業界最底辺日記』のPOPが届く。増刷が決まり、今月半ばには出来上がってくるらしい。見てもらうと判るが、営業のヒトがつくったらしいこのPOP、筑摩書房らしからぬセンス。それが販促につながればヨイのだが。