「秋も一箱古本市」の店主を募集します!

先日紹介した「秋も一箱古本市 / 青秋部 東奔西走の記」(http://d.hatena.ne.jp/seishubu/)で、日程と店主の募集がアップされました。

<秋も一箱古本市
10月22日(日)11:00〜17:00(雨天決行)

天高く馬肥ゆる読書の秋、「本と散歩が似合う街」谷中・根津・千駄木で、春に続き、秋も一箱古本市を行います。
一人一人が「店主」となって、一日限り、一箱だけのお店屋さんを開きます。
箱の中身は十人十色。本で埋まった箱もあれば、一風変わったモノを売る箱もあります。本が好き、本も好き。そんな店主こだわりの箱が、谷根千のカフェやお寺に集まります。
本と人、出会いを探して街を歩けば、ちょっぴりいいこと起こるかも。


<募集要項>
「秋も一箱古本市」で、一日店主をしてみませんか?
必要なのは、ダンボール箱ひとつと、そこで売る本だけ。10冊以上の古本があれば、それ以外にCDやグッズ、手づくり品などどんなモノを売ってもかまいません。(但し飲食物は不可です)
お申し込みは、氏名、屋号、住所、電話番号、メールアドレス(携帯不可)、どんな品揃えにするかというPRのメッセージ(200字以内)を書いて、
akimo-hitohako@adagio.ocn.ne.jp まで
メールしてください(屋号とPR以外は、連絡用に使用し、外部には公開しません)。
締め切りは9月21日(木)必着とさせていただきます。
但し応募多数の場合は先着順となりますので、
お早めにお申し込みください。


<参加費>
1500円
当日お支払いいただきます。
なお、お申し込み後のキャンセルは受け付けませんので
予めご了承ください。


というコトです。春の一箱古本市と違うのは、(1)「大家さん」は2〜3カ所に絞る、(2)箱数は春の約半分を予定、(3)不忍通り沿いではない「大家さん」も入ってくる、(4)古本以外のモノの販売も歓迎、(5)「芸工展」の時期なので、そっちも楽しんでもらう、という点でしょうか。「秋も一箱古本市」独自のイベントも予定していますので、お楽しみに。


店主の募集はすでに始まっています。春に店主として参加した方も、お客さんだった人も、あるいは行けなくて口惜しい思いをしていた人も、ぜひご応募ください。今年の春と違い、先着順なのでお急ぎを!


さて、日記。昨夜は寝苦しく、朝の寝覚めが悪い。仕事を進める。3時半に出て、神保町へ。新刊書店を回る。〈田村書店〉で、青柳瑞穂『壺のある風景』(日本経済新聞社)を見つけ、店員に差し出すと、いましも崩れそうな本の山を押さえている最中だった。片手で箱を抜き出し、値段を見る。支払うと、「すいません、このままでいいですか?」と。ムリさせて悪かった。〈高岡書店〉で、相原コージ竹熊健太郎サルまん 21世紀愛蔵版』上・下(小学館)を買う。初版も新装版も持っているのに、付録につられてつい。〈書肆アクセス〉で右文書院の青柳さんに会い、索引のゲラを戻す。


小川町のほうに向かって歩いていると、中華料理屋の〈長楽〉の内部が取り壊されていた。二カ月ほど前から店が閉まっていたので、大丈夫かなあと思っていたのだが、ついに閉店か。ごく普通のラーメンやタンメンが食べられる店だった。「鳥そば」というのは鶏肉を揚げたのがラーメンに乗っかるというギトギトしたものだったが、たまーに食べたくなった。おばあさんとおばさんが二人でやっていて、ラーメンが出来上がるまでに、よく「これ、どうぞ」と小さな冷奴を出してくれた。イイ店だったのになあ。


千代田線で北千住に行き、久しぶりに〈大はし〉を覗く。改装してから3回目ぐらいか。おじいさん+おじさんのコンビは相変わらずチャキチャキと動き回っているし、客も多い(カップルが二組もいたのが珍しかったが)。でも、なんとなく落ち着けない感じがある。最近、ぼくが三ノ輪や南千住の汚くて安い飲み屋ばかり行っていて、そっちに慣れてしまったせいで、〈大はし〉がずいぶん高級な店に見えてしまうのだろうか? じっさい、どのつまみも最低300円からというのは、南千住基準ではけっこう高めなのだ。最初にこの店に来たときは、「こんなに安くてうまい店があったのか!」と感動さえしたのに、人は変わるものだ。しかし、10年以上経ってより安い店になじんでいるオレっていったい……。店内にいるとき、一瞬、大きな地震があった。〈ブックオフ〉に寄り、105円棚で佐々木基一『まだ見ぬ街』(河出書房新社)を買って帰る。 


夜は早めに切り上げて、布団に入ったが、どうも寝つきが悪い。4時ごろまで本を読んだり、寝られずにゴロゴロしていた。