NOMADでばったり月の輪さんと

昨夜遅くまで眠れなかったせいで、朝ちゃんと起きれず。11時ぐらいまで布団の中に。仕事にかからねばならないが、どうも夕方まで調子が出なかった。6時ごろ、〈古書ほうろう〉へ。三日間の棚卸しを終えて、店がリフレッシュした。これまで店にあったのに見つからなかった本が、違う場所に移されて見つけやすくなった。面出しされていた、『LITERARY Switch』第2号(1991)、1500円は、小林信彦特集。ロング・インタビューに、『世界でいちばん熱い島』執筆日記、自筆年譜と著作リスト、小説「男たち」という70ページにおよぶもの。単行本に入っているものもあるが、コレは持っておきたい。ほかに、海野弘『世紀末パノラマ館』(丸善ライブラリー)400円、100円均一で川本三郎アカデミー賞』(中公新書)、ダグラス・アダムス銀河ヒッチハイク・ガイド』(河出文庫)を。


6時半、じつに久々に〈千尋〉へ。あとから旬公が来る。サワラのカルパッチョが美味しかった。客が多くて料理が出てくるのに時間がかかり、余裕を見て入店したのに、食べ終えると8時直前。あわてて自転車で根津の〈NOMAD〉まで走る。入り口に自転車を置き、ガラス越しに中をうかがうと、あれ? 月の輪書林さんと石神井書林さんがいる。なんで? と思ったら、オヨちゃんと密談中であった。


こちらは、右文書院の青柳さんと、きりん果http://www.geocities.jp/nkbn1974/)のnakabanさんと中林さんとの打ち合わせ。雑誌『いろは』をはじめ、数々のデザインとイラストで活躍するコンビである。いままでナイショにしていたが、ぼくの日記本『路上派遊書日記』の装幀・本文イラストは、きりん果さんにお願いしたのだ。出来上がったデザインを見せてもらったら、すごくイイ。同時期に刊行されるセドローくんの本(多田進さんの装幀だという)に、内容はともかく、デザイン面では十分タメを張れる出来栄えになるだろう。あと、ページ数と注の数では勝ったな。


打ち合わせが終わってから、月の輪さん、オヨちゃん、青柳さん、旬公とぼくで、〈車屋〉へ。くだらないハナシ、まじめなハナシなどあれこれ。月の輪さんと話すのは気を使わなくてもいい。実現したら楽しいだろうなあ、と思われることも、いくつか。11時ごろに解散。月の輪さんと根津で会うなんて、こういう偶然はいつでも歓迎だ。


展覧会のお知らせ、ふたつ。

原画’(ダッシュ)展 少女漫画の世界 パート4


「原画’(ダッシュ)」とは、きわめて原画に近いもの。世界に通用する日本文化・マンガの魅力を可能な限り、ありのままの形で後世に伝えるために、竹宮恵子が中心となり研究・製作を続けてきました。今回は、新たに高橋真琴あすなひろしダッシュ作品を紹介します。


8月26日(土)〜9月4日(月)
紀伊國屋画廊(紀伊國屋書店新宿本店4F)
主催=京都精華大学 表現研究機構


もうひとつは、春の一箱古本市で、スタンプラリーのスタンプを彫ってくださった片岡知子さんのゴムはん展です。

Rubber Works
片岡知子とヨシダユミコのラバーワークス展

版画家のヨシダユミコさんと、「八朔ゴムはん」という名前で活躍されているスタンプ作家の片岡知子さんによる展示です。ラバー(ゴム)を通じたそれぞれの世界をお楽しみください。
期間中には、片岡さんによる消しゴムで作るラバースタンプのワークショップがあります(要予約。詳しくは下記)。
また、ヨシダユミコさんお手製カレンダーも特別販売いたします。12枚で1つの物語となったゴムはんによる小さなカレンダーです。


2006/9/13(wed)〜24(sun)
場所:FALL SHOP&GALLERY
167-0042 杉並区西荻北3-18-10-#102
tel & fax 03-5856-0522
http://fall-gallery.com


「けしゴムでつくるラバースタンプワークショップ」のお知らせ
17日(日)  17:00〜19:00  18日(祝) 13:00〜15:00(要予約)
参加費 ¥3000(材料費込み) 場所 FALL


はさみ、筆記用具、カバーをかけたい文庫本をお持ちください。
彫りたい絵のある方は3・5cm×3.5cm以内で書いてきてください。
当日いらしてから簡単に楽しくデザインを作る方法をご紹介しますので
どちらかお好きなほうを選んで作っていただきます。
彫った作品を並べておして,オリジナルスタンプ柄のブックカバーをつくります。
ご予約はこちらまでhassak@mbn.nifty.com