「秋も一箱古本市」が開催決定!

朝8時起き。9時に旬公と一緒に出かける。有楽町で降りて、東銀座のほうへ。すでに気温が上昇している。アレクサンドル・ソクーロフ監督《太陽》(2005)を観に、〈シネパトス〉へ。小さい劇場だが、好評につき時間をズラして二館で上映している。ちょっと早めに行ったので、なんとか座れた。


この映画は話題になっている通り、終戦を迎えた昭和天皇イッセー尾形が演じるもの。昨夜遅かったので一瞬眠くなったが、全体に非常に面白かった。イッセーの演技は悲哀と滑稽さを感じさせるもので素晴らしいが、終わりに出てくる皇后役の桃井かおりはあまりにも桃井かおりでありすぎ、オマケに数日前に《バウンス ko GALS》でブルセラショップの店長役をやってたのを観たばかりだから、それと印象が重なってしまった。廃墟となった東京が出てくるが、これはロシアでセットを組んで撮影されたものだろうか? 記録フィルムに頼らずにソクーロフのイメージとしてつくり上げたところが凄い。ほかにもいろいろ書きたいコトはあるが、時間がかかりそうなので、やめておこう。観おわってすぐに、もう一度観たい気持ちになった映画は久しぶりだ。


会場ではパンフレット(1000円)を売っていたが、こっちの方が役に立つだろうと思い、〈旭屋書店〉で『映画「太陽」オフィシャルブック』(太田出版)を買う。いろんなヒトの感想や対談、監督へのインタビューが収録されているが、困ったことに、映画のデータ(スタッフ・キャストなど)がどこにも掲載されていない。パンフレットを買うか、ウェブで調べろということなのか。どこが「オフィシャルブック」なんだか。ウチに帰り、少し休んでから仕事。今日は調べることが多くて、昨日遅れたノルマが取り返せなかった。


早めに晩飯を食べて、自転車で千駄木交流館へ。秋の一箱古本市についての第二回会議。提案者のナカムラ&イシイコンビが頑張って動き、すでに二カ所の開催場所を確保。亜rと一カ所に打診中とのこと。箱数、店主の募集、告知などについて話し合う。交流館が閉まる時間なので、〈小奈や〉に場所を移し、飲みながら続きを。とりあえず、アウトラインは固まったかな。未定の部分が多いけど。で、とりあえず、「秋も一箱古本市」という名前で、2006年10月22日(日)に、谷中・千駄木近辺で開催します。ちょうど「芸工展」の期間中です。みなさん、お出かけください。店主の応募方法などについては、決まりしだいお知らせします。専用ブログも立ち上げる予定です。