あなたに似た人

昨夜も寝苦しく、3時ごろまで寝付かれず。8時半起き。注書きを進める。うどんを食べて、1時半まで。台風が接近しているらしく、急に激しい雨が降ってくる。山手線で有楽町へ。銀座インズのあたりを歩いていると、50歳の男の人に声をかけられる。「久しぶり!」といわれるも、まったく見覚えなく、「あのー、どなたでしたっけ?」と訊くと、「またまた、若いくせに」といなされる。それでも「お名前は……」と訊くと、「ヨシダです。ほら、ワタナベさんなんかと横浜で」と答えるが、情報が少なすぎて見当も付かない。呆然としていると、「まあ、一緒に仕事したわけじゃないからね」と。仕事? なんの? 結局、「まあ、いいや」と去っていった。以前もこういうことがあったなあ、と思って、あとで2004年7月17日の日記(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20040717)を読み返して驚いた。

古書会館へ向かう途中で、向こうからやってくるおじさんに「おお、久しぶり、元気?」と声をかけられる。見覚えないが、ひょっとして古本屋さんかと思い、あいまいに「はあ」と云っていると、「ワタナベさんは元気?」と来た。


「ワタナベさん……って、誰でしたっけ?」
「ナベさんだよぉ。総務の」
「ええと、知りませんけど」
「そうかあ、オタクの会社も大きいからなあ」


ココにも「ワタナベさん」が登場するではないか! しかも、仕事の知り合いっぽい。ちなみに、声をかけてきたのはまったく別のヒトである。ということは、ワタナベさんの知り合い(同僚?)にぼくにそっくりのヒトがいるのだろうか。うーん、気になるなあ。


〈フィルムセンター〉へ。特集「日活アクション映画の世界」をやっている。今日は、舛田利雄監督《河内ぞろ どけち虫》(1964)を観る。宍戸錠川地民夫が河内弁でののしりあう。最初のうちは、ほとんど聞き取れず、外国映画を見ているみたいだった。音楽(伊部晴美)も牧歌的で、ちょっとジャック・タチの音楽を思わせた。少し眠ってしまった。〈八重洲ブックセンター〉を覗いてから、山手線でウチに帰る。


晩飯は焼き鮭にもやしの味噌汁。《機動戦士ガンダム》劇場版の第三作を、途中までビデオで観る。旬公はすでに観るのを放棄。ぼくはワリと律儀なので、いちおう完結編まで観ないときがすまないのだ。そのあと、注書きの続き。