三浦しをんの嘘つき……

三泊四日の京都行きから、帰ってきました。灼熱の京都でしたが、下鴨神社の古本市でいい本が何冊も見つかりました。その辺のコトは、追い追い書きましょう。とにかく、昨日は朝10時に京都発のバスに乗り込んだのに、渋滞で3時間半遅れて到着。とても疲れました。


朝8時半起き。注書きを進める。カップラーメンで昼飯を済ませ、2時までやってから、出かける。今日も暑い。荻窪で打ち合わせのあと、〈ブックオフ〉で、岡嶋二人『ちょっと探偵してみませんか』(講談社)、大倉崇裕『三人目の幽霊』(東京創元社)などを105円で買う。新宿で山手線に乗り換え、田端で降りる。久しぶりに田端高台通りの〈石川書店〉を覗く。50円均一で、手塚治虫『マンガの描き方』(カッパ・ブックス)を買う。マンガ家志望の読者だったらしく線引きが多いが、初刊本(ただし1977年の第16刷)で50円は安いだろう。あと、羽場博行『闇に潜む凶器』(廣済堂)150円も。


ゆっくりと坂を下り、本駒込の〈ときわ食堂〉に行くも休み。世間は盆休みなのであった。電車のなかで読んでいた、三浦しをんのエッセイ集『三四郎はそれから門を出た』(ポプラ社)にお好み焼きのつくり方が書いてあり、無性につくってみたくなる。そこで、生協で材料を買って帰り、一仕事してからつくりはじめる。簡単にできそうなコトが書いてあったのに、なんだかゼンゼン固まってくれず、もんじゃ焼きのできそこないみたいになってしまった。三浦しをんの嘘つき……。でも、薄力粉を使えとあったのに市販のお好み焼きの粉を買ってきたし、水の分量も超適当、中に入れる具も文章とは違っているとあれば、新直木賞作家に当たるのは、無体というものだろう(だいたい、料理法がメインのエッセイじゃないし)。しかたがないので、ゆるゆるした物体をスプーンですくって食べるが、けっこう美味しかった。


機動戦士ガンダム》劇場版の第二作を、ビデオで観る。だんだん緊迫してきたのは判るが、登場人物もモビルスーツの種類も増えすぎて、もはや混乱状態。そのあと、注書きに戻り、12時半まで。ようやく全体の三分の一まで終わった。先はまだ長いぞ。