川崎弘二『日本の電子音楽』を読んでみたい
朝8時起き。東京新聞の朝刊を見ると、読書欄に塩山芳明『出版業界最底辺日記』の単評が載っている。内容が内容だし、まさか新聞で取り上げられるとは思わなかった。ありがたいし、短い字数で紹介するのは難しいとは思うが、「底辺の出版環境で働いてきた」「1990年代の文化カタログとしても読める」などの言は、微妙にズレているように思う。
1時間ほど仕事して、出かける。西日暮里駅に着くと、鶯谷駅で人身事故があり、電車が止まっていた。そのうち、山手線は動いたので、それに乗って秋葉原へ。〈ヨドバシカメラ〉の上の〈有隣堂〉へ。音楽書コーナーに、川崎弘二『日本の電子音楽』(愛育社)という本が平積みになっていた。一柳慧、高橋悠治、小杉武久ら音楽家へのインタビュー、日本の電子音楽年代記などで構成されており、貴重な仕事だという気がする。440ページで3800円は安い。あとがきを読むと、いろんな紆余曲折があってようやく世に出た本であることがうかがえる。田中雄二『電子音楽イン・ジャパン 1955〜1981』(アスペクト)を興奮して読んだ身としては、ぜひ手元に置いておきたい。いずれ買おう。
ココで松本八郎さんと待ち合わせ、下のカフェへ。雑談しているうち、京浜東北線が止まって遅れていたデザイナーのKさんが登場。『サンパン』の組版を次号からお願いすることになる。西日暮里に戻り、駅前の純喫茶〈岬〉で、『進学レーダー』のIさんと会う。書評本の立て替え分を受け取り、取材の打ち合わせ。
ウチに帰り、ちょっと休憩してから仕事の続き。6時までやってまた休憩。晩飯(ホッケ焼き、シラス)を食べながら、テレビの映画を観るが、あまりにくだらなくて眠ってしまう。その後、起きて1時間ほど仕事。