暑さに負けずカレーを食え

9時起き。雨が上がるとともに、急に暑くなった。午前中は昨日の続き。昼はうどん。旬公と〈往来堂書店〉へ。いしいひさいちの『コミカル・ミステリー・ツアー 4』(創元推理文庫)と『大問題’06』(創元ライブラリ)を見つけ、レジに行こうとしたら、若竹七海『猫島ハウスの騒動』(カッパ・ノベルス)が目に留まる。今年前半にとつぜんファンになったのだが、その間、一冊も新作が出ていなかった。久しぶりの長篇をじっくり読みたい。『Lマガジン』の「本棚通信」では、内澤旬子のインタビューが。写真も載っています。銀行や郵便局に寄ってから帰る。


この暑さだから、一度ウチに戻ると外に出たくなくなるが、決意して出かける。三ノ輪の根岸図書館に寄ってから、南千住図書館へ。クーラーが嬉しい。LANカードの貸し出しをやっているコトをいまごろ知り、申し込んでみる。マニュアル通りにやってみるが、どうも接続できず。諦めてほかのコトをやっていたら、いつの間にかアンテナが立っていた。どういう理屈なのか? 6時まで原稿を書いたり、調べ物したり、うだうだやって出る。少しは涼しくなったかな。


昨日、堀切さんと話したのでつい行きたくなって、地下鉄の南千住駅近くの〈大坪屋〉へ。ホトンドのつまみが200円という激安の店。チューハイを飲み、もつ焼きを食べる。店のオバサンはぶっきらぼうだけど、イヤミなところがなくていい。また自転車をえっちらおっちらと漕いで、ウチに帰る。


彷書月刊』8月号が届く。特集は「バレエ・リュスのイマジュリィ」。芥川龍之介島崎藤村ら諸家の短評をまとめてあって、日本人がロシア・バレエをどう受け止めたかという反応が見える。「ホンの情報」では『出版業界最底辺日記』が紹介されている。小沢信男さんにいただいた〈デリー〉のカレーを3種類混ぜてみる。すげー、辛い。でもウマかったっす。


須雅屋の古本暗黒世界」(http://d.hatena.ne.jp/nekomatagi/)を見ていたら、「半畳古本市」についての記述が。24日までやっていた札幌の〈ラルズプラザ〉の古本市で、一箱古本市ならぬ半畳古本市という企画をやるというコトは、〈さっぽろ萌黄書店〉さんから聞いていたし、「書評のメルマガ」で連載している〈真駒内石山堂〉も出品するという知らせもあったが、どういう企画なのか、いまいち判らなかった。須雅屋さんの日記を見ても、あんまりよく判らない。札幌のヒトは説明が嫌いなのだろうか? 検索してみると、「狸小路のラルズプラザで古書3万5000冊の『古本大市』」(http://www.bnn-s.com/bnn/bnnMain?news_genre=17&news_cd=H20021023321&@)という記事が見つかった。これによれば「一般の人が畳半畳ほどのワゴンを貸与されて、蔵書を販売する“ミニ古本市”。自慢の品を販売して“商売繁盛(半畳)”を目指すというもの」。一箱よりは大きいハズだから、松坂屋「銀座ブックバザール」の賛助会員みたいなものか。これに参加してみての感想は、近いうち〈真駒内石山堂〉さんが書いてくれるだろう。


明日は7時から〈古書ほうろう〉で、ふちがみとふなとのライブがあります。飲みもの持込可で、2000円。当日でも入れますので、近くの酒屋でビールでも買って駆けつけましょう。本棚を見ながら「古本屋のうた」が聴けるなんて、サイコーですよ。