小学館文庫、沈没

昨夜はやたらと涼しかった。その代償なのだろう、今日は一日雨が降っている。午前中、『進学レーダー』の図書館原稿を書く。そのあと、仙台での日記を書くが、10日をアップしたところで力尽きる。日記となると、どうもハショって書くことができない性格なので、やたらと長くなってしまう。8、9日の分は今週中に載せるつもり。仙台一箱古本市については、〈火星の庭〉(http://www.kaseinoniwa.com/)にレポート、「緑蔭の庵」(http://green.ap.teacup.com/teagarden/120.html)に感想が載っています。


4時半に出て、有楽町へ。駅前の〈三省堂書店〉と〈旭屋書店〉で、小松左京日本沈没』を探す。どちらにも、売り場の表示には「小学館文庫」のコーナーがあるが、行ってみるとものすごく少なかったり、一冊もなかったりで、『日本沈没』は見つからず。映画公開の時期は早くから決まっているハズなのに、原作が書店に並んでないとは、大手出版社とは思えない対応の遅さだ。やはり、小学館文庫じたいが沈没しているコトが、この事態を招いたのではないか(結局アマゾンで在庫あるようなので、注文した)。


5時半に松坂屋の搬入口へ。〈古書ほうろう〉の宮地健太郎さんとエレベーターで一緒になる。終わり間際なので、閑散としてはいるが、ギリギリまで本を見る客も何人か。6時に終わり、撤収に入る。全体の売り上げは、デパート側の設定した目標を上回ったようでよかった。南陀楼&内澤の売り上げは、16日(日)が1万1750円、17日(月)が1万6950円。連休だからといって特に伸びなかったのが、イタかった。合計では8万200円。経費やマージンを引かれると、5万円ちょっとが収入というところか。もちろん、プロの古書店にはまったく敵わず。賛助会員でよく売れていたのは〈旅猫雑貨店〉。カネコさん、今度売り方のコツを教えて下さい。売れ残りは〈上々堂〉に宅急便で送る。『OHの肖像』も引き続きそこで販売します。


ほうろうの荷物を台車で下に降ろし、タクシーに乗せて店まで運ぶ。健太郎さんと〈鳥よし〉に行き、ささやかな打ち上げ。あとからミカコさんも参加する。こんなに毎日銀座に通うことは珍しいというハナシから、健太郎さんが以前、銀座に2店あった中古レコード店〈ハンター〉の社員募集に応募していたコトを聞く。ぼくもよく通って、ジャズやサントラのレコードを安く買ったものだ。〈ハンター〉と〈並木座〉がなくなった頃から、銀座のブランドショップ中華思想がより進んだような気がする。


「銀座ブックバザール」に足を運んでくださり、南陀楼&内澤のコーナーでお買い上げになったみなさま、どうもありがとうございました。次回は来年2月です。ぼくがどんなカタチで関わるかは、まだ決まってませんが、今度は事前に準備して、話題性と売り上げを両立したいと思います。どうぞヨロシク。