搬入と同じ日に撤収した

仙台ではいろいろ楽しいコトがありましたが、いま書いている時間がないので……。


8時半起床。明日からの松坂屋銀座店での古本市に出す本の値付けをする。まず、倉庫にしまってある段ボール箱から売る本を抜き出す。それらを積み上げて、値札に値段を記入し貼り付ける。本自体にも薄くエンピツで値段を記入しなければならない。2時ごろまでかかって、本50〜60冊、CD30枚ほどの値付けを完了。大きなトランクに詰める。平台はかなり大きいので、こんな量だとスカスカなのは判っているけど、仙台の一箱古本市があったので、あまり用意できなかった。それに、この2年間、買うよりも売るほうに精を出してきたので、売ってもイイ本ってそれほど残ってないのよ、正味のハナシ(それでも部屋の中が身動き取れないのはナゼなんだろう……)。


夕方、100円ショップでブックエンドやプラスチックのボックスを買う。夕飯(仙台で買った笹かまぼこが美味)を終えて、8時半にマンション近くの路上で、〈古書ほうろう〉の宮地夫妻の乗ったタクシーに乗り込む。ほうろうは、さすがに段ボール箱6つぐらいを用意している。 トランクと座席に荷物を何とか載せ、銀座へ。松坂屋の裏の搬入口に着く。ちょうどカーゴが空いていたので、それで7階まで。すでに大半の古本屋さんが到着しており、陳列に掛かっていた。


ぼくの隣は、前回も出品していた交通資料の〈交文館〉、向かいが〈書肆ひぐらし〉、裏が〈りぶるりべろ〉。持ってきた本を並べてみると、予想以上にスカスカで、半分近く空いている。情けないなあ。そこで、雑貨と古本でスペースが足りない〈旅猫雑貨店〉のカネコさんに「ここに本置かない?」と誘い、文庫と単行本を一箱ずつ置いてもらう。他人の商品でスペースを埋めるなど、古本屋の風上にもおけないのだが、シロウトなんだからしょうがない。今回はそのシロウト組がレジに近い位置に配置されているのが、ちょっと解せない。


ほうろうの二人よりも先に会場を出て、空のトランクを持って、根津の〈NOMAD〉へ。旬公の展覧会の撤収を手伝う。暑いので片づけがなかなか進まずにいると、沼田元氣さんがいらっしゃる。仕事がなかなか終わらなくて、この時間になったとのこと。あとから谷根千工房のサトコちゃんも来る。二人に作業中のテーブルに座っていただき、いろいろ話す。沼田さんのモノへのこだわりは、やはりスゴイと感じる。そんなこんなで、片付け終わったら12時過ぎていた。サトちゃんに手伝ってもらい、パネルを上のアパートまで運び、また〈NOMAD〉に戻って、自転車でウチに帰る。汗びっしょり。一日中、手を動かしていたような気がする。