明日から海野弘展覧会in三鷹

出勤日。『センセイの書斎』の増刷が決まり、原価計算やら、直し部分(たいしてナイが)の対応やら。夕方、根津の〈赤札堂〉で旬公、産経新聞のIさんと待ち合わせ。谷根千のオトメ心をくすぐっているという某店に行くも満席。〈谷中ボッサ〉で取材。二人と別れて鶯谷へ。寛永寺の前の道をはじめて通ると、大きなお屋敷の表札に「須賀利雄」とあった。場所からいっても、上野のれん会の会長だった須賀氏の家だよなあ。ご本人は亡くなったはずだが、表札を残してあるのだろうか。


鶯谷から三鷹へ。〈江ぐち〉でワンタンメン食べて、〈文鳥舎〉へ。大森さんと佐藤さんは「文鳥寺子屋」の資料の発送作業中。棚をどう使うかを相談し、店の本を出したあとに、展示の本を詰めていく。〈アトリエ箱庭〉と違って面出しスペースがあまりないので、一本調子になるかなと懸念したのだが、百円ショップでブックエンドを買ってきてもらい、それを面出し用にしたら、それなりにカッコが付いた。スムーズに行ったがそれでも終わったら10時だった。中央線と山手線で家に着いたのは11時半。三鷹は遠いよ。


というワケで、明日から展覧会がはじまります。昼は営業せず、夜の展示なのでご注意。でも、夜中までやっているので、仕事帰りでもゆっくり観られますよ。18日(日)のトークも、残り20席になっております。お早めにお申し込みください。

本を旅する――海野弘が選んだ100冊
海野弘 本を旅する』(ポプラ社)刊行記念


 美術、文学、建築、都市、陰謀、ホモセクシャル、ウォーキング……など、あらゆる文化的事象を、飽くなき精力で論じ続けてきた作家・海野弘。その海野氏の「初の読書論」として、『海野弘 本を旅する』(ポプラ社)が刊行されました。同書には、海野氏が影響を受けてきた100冊を丁寧に読み直した書き下ろしが収録されています。
 この展覧会では、同書で紹介された100冊を一堂に並べて展示します。どの本も手にとって見ることができます。100冊の本を通してみた「海野弘ワールド」を堪能してください。


★こんな本が並びます
コルビュジエ『今日の装飾芸術』、フルトヴェングラー『音楽を語る』、土方定一『近代日本洋画史』、ガートルード・スタイン『パリ フランス 個人的回想』、ヴァルター・ベンヤミン『ドイツ悲劇の根源』、森銑三編『人物逸話辞典』、ミシェル・ビュトール『ミラノ通り』、アップダイク『美術館と女たち』、バロウズ『デッド・ロード』、モーム『旅の本』、村山修一『山伏の歴史』、ロビン・フォックス『人類学との出会い』、石上堅『火の伝説』、グリーン『地図のない旅』、ダンセイニ『影の谷物語』、長谷川伸『股旅の跡』、バシュラール『大地と意志の夢想』、カルペンティエル『光の世紀』etc……。

 
【東京篇】
2006年6月15日(木)〜30日(金)
場所:文鳥

〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-32-3 グリーンパルコB1左側
三鷹駅南口から徒歩5分)
TEL/FAX 0422-79-3777
営業時間:18:00〜翌2:00 土曜・日曜・祝日は展示公開なし
http://www12.plala.or.jp/bunchousha/


海野弘さんトークライブ
6月18日(日) 17:00〜

会費:2500円(展示目録つき)
定員50名(要予約。サイトで予約できます)
懇親会 19:00頃〜 懇親会費:3000円


後援:ポプラ社
企画:南陀楼綾繁 kawasusu@nifty.com