内澤旬子の新刊『センセイの書斎』と展覧会

この半年、ずっと進めていた本がようやく刊行されるのでお知らせします。内澤旬子『センセイの書斎 イラストルポ 「本」のある仕事場』(幻戯書房)です。内澤は『印刷に恋して』をはじめ共著は多いのですが、本書ははじめての単独の著書です。『三省堂ぶっくれっと』『季刊・本とコンピュータ』『未来』での連載に書き下ろし1本を加えています。31の書斎をイラストと文章で活写した、楽しくて知的好奇心をくすぐられる本になりました。帯文は荒川洋治さんが書いてくださいました。どうぞよろしくお願いします。

センセイの書斎  イラストルポ 「本」のある仕事場

内澤旬子 文・イラストレーション

A5判・上製 168頁
定価:本体2,200円+税
5月末刊行


 作家、評論家、研究者、デザイナー……。本を書くこと・つくることを仕事する人たちは、本とどのように付き合っているのか? 自宅・仕事場に増殖していく本の整理法、自分のテーマに関連する情報活用術、そして、本に対しての思いを徹底取材。書斎を計測し、並んでいる本の書名まで書き込んだ細密なイラストレーションと文章により、31の「本」のある仕事場を解剖する。


【こんな「センセイ」の書斎が登場します】 *敬称略
林望(書誌学者)、荻野アンナ(作家)、静嘉堂文庫(図書館)、南伸坊(イラストライター)、辛淑玉(評論家)、森まゆみ(作家)、小嵐九八郎(作家)、柳瀬尚紀(翻訳家)、養老孟司(解剖学者)、逢坂剛(作家)、米原万里(作家)、深町眞理子(翻訳家)、津野海太郎(編集者)、石井桃子(児童文学者)、佐高信(評論家)、金田一春彦国語学者)、八ヶ岳大泉図書館、小沢信男(作家)、品田雄吉(映画評論家)、千野栄一チェコ文学者)、西江雅之言語学者)、石山修武(建築家)、熊倉功夫(茶道史家)、上野千鶴子社会学者)、粉川哲夫(メディア批評家)、小林康夫(フランス哲学研究者)、書肆アクセス(新刊書店)、月の輪書林古書店)、杉浦康平(デザイナー) 、曾根博義(日本近代文学研究者)


【著者紹介】
内澤旬子(うちざわ・じゅんこ) 
1967年生。緻密な画力と旺盛な行動力で、さまざまな「現場」を取材するイラストルポライター。共著に『印刷に恋して』松田哲夫 文(晶文社)、『「本」に恋して』松田哲夫 文(新潮社)、『東方見便録』斉藤政喜 文(文春文庫)など。


幻戯書房 〒101-0054 千代田区神田錦町2-5 大晃ビル302
TEL 03-5283-3934/FAX 03-5283-3935
http://www.genkishobou.com/

本書の刊行を記念して、内澤旬子の展覧会&ワークショップを大阪と東京で開催します。

内澤旬子展覧会
「本と書斎の解剖図」

図解イラストを描きだしてから15年が経ちました。今回はじめての単著『センセイの書斎 イラストルポ「本」のある仕事場』(幻戯書房)を出版することになりました。そこで小さな展覧会を開きます。たくさんのセンセイ方の書斎図解イラストのほか、『「本」に恋して』(松田哲夫/文 新潮社)や『印刷に恋して』(松田哲夫/文 晶文社)からイラスト十数点を選び、パネル展示します。手作りの小冊子も販売します。


【大阪篇】
Calo Bookshop & Cafe
2006.6/6(火)-6/24(土)
大阪市西区江戸堀1丁目8-24 若狭ビル5F
Phone/Fax 06-6447-4777
http://www.calobookshop.com/


6/18(日) ワークショップ リネンでつくるインド式冊子本
14:00-18:00  
講習費 4000円(材料費・テキスト・ドリンク付き 道具もこちらで用意します)
6/20(火) トークショー 手仕事本の世界について 
19:00-21:00 参加費1500円 ドリンク付き 

ワークショップは、5月半ばに受付を開始します。
詳細はそのうち以下に掲載します。
http://d.hatena.ne.jp/halohalo7676/


【東京篇】
カフェNOMAD
6/29(木)-7/11(火)(7/5水 定休)    
東京都文京区根津2-19-5
TEL 03-3822-2341
6/30,7/1,7/2,7/8,7/9,7/11には展覧会場におります。お気軽に声を掛けて下さいませ。
なおカフェでの展示ですのでオーダーをお願いいたします。


同書に関しては、6月に某書店でのトークライブも決まっているのですが、詳細はもうすぐお知らせします。6月はウチザワ月間というコトになりそうです。