少し前向き?の木曜日

朝7時起き。完全リミットの談話原稿をまとめる。何度かテープを聴きなおし、ようやくカタチができる。10時すぎに区切りがついたので、西日暮里駅に向うが、駅周辺に救急車や消防車、テレビの中継車が来て、騒然とした雰囲気。JRの入口付近には進入禁止のテープまで貼られている。なんなのかと首をひねりながら、千代田線に乗る。あとでネットのニュースで知ったが、10時ごろJRのホームで韓国人窃盗団と警官との追いかけっこがあり、窃盗団が催涙スプレーを撒いたため、20人以上が病院に運ばれたそうだ。もし、千代田線構内でちょっと時間がずれて同じコトが起きていたらと思うと、ゾッとする。


仕事場に行き、さきほどの原稿を最後まで仕上げて、宅急便に乗せる。なんとか肩の荷が下りた気分。とはいえ、まだ肩に乗っているモノはたくさんあるのだが。3時ごろに出て、ウチへ。昨日、フリー編集者の堀内恭さんが送ってくれた「入谷コピー文庫」の新刊、本田順『浅名アニキ 浅草名画座の33日』奮闘篇・死闘篇の二冊をパラパラ眺める。「浅名」こと〈浅草名画座〉に33日間通って観た映画のコトを、細かく書いている。館内のBGMを書き留めているのもイイ。ゆっくり読もう。しかし、著者の意向とはいえ、制作部数5部ってのは少ないねえ。同文庫は5月に、遠藤哲夫さんの野菜炒めについての冊子を出すそうだ。


映画のハナシが出たついでに、告知。

稲垣書店がやってきた」〜日本一の映画専門古書店主・中山信如の世界


期間:2006年4月19日(水)〜6月19日(月)
場所:古書ほうろう


 4月19日からの2ヵ月間、稲垣書店の棚が古書ほうろうにやってきます。映画についての本はもちろんのこと、肉筆の原稿、書簡、色紙からポスター、スチール写真、ブロマイドまで、映画専門古書店主としての中山さんのエッセンスを集めて、展示即売。また同時に、『古本屋シネブック漫歩』『古本屋おやじ』の著者としての面にもスポットを当て紹介します。 期間中、以下のイベントを行ないます(いずれも入場無料)。


【四つ手網座談会★中山信如を囲んで】
5月14日(日)18時〜
出演:トンがる古書店
稲垣書店中山信如
月の輪書林高橋徹
石神井書林内堀弘
なないろ文庫ふしぎ堂田村治芳


中山信如の映画文献と目録談義】
6月11日(日)18時〜
稲垣書店中山信如
聞き手:南陀楼綾繁


というワケで、片方のトークのお相手を申し付かりました。先のほうは古書界のさ4畸人が揃い踏みのすごいメンバーです。ココで出なかった話を中心に、6月11日はお聞きしたいと思っています。できたら、どちらもお出でください。


7時に西日暮里〈カフェ・ド・パルク〉で、『T』のYさんに図版の資料を渡す。先割りでレイアウトを進めておいてもらう。『T』は来月からDTP入稿になるそうで、そのため予定が前倒しになって、今月は二か月分の校了があるそうだ。聞いてるだけで胃が痛くなるハナシである。晩飯は、ベーコンとアサリのパスタ。


前につくっていた「一箱古本市」店主リストに、その後生じた訂正を反映する。屋号、メールアドレス、ブログのURL、PR文など、細かく直していったら、2時間近くかかった。それでも、今回はMLの管理などをほかのスタッフにやってもらったので、ずいぶん助かっている。リストは完成したが、どの大家さんにどの店主を割り振るかは、まだ決まってない。週末には決めて、10日の夜にはウェブで公開したいと思っている(が、ちょっと遅れるかも)。


いまの段階で差し支えない範囲で書いておくと、100人の店主のうち、前回参加者は26人。ただし、屋号を変えたり、違うパートナーと出ている人が多い。ほかの74人は初参加というわけだ。また、ウェブサイトやブログを公開している人は49人。ほぼ半数が、なんらかの個人メディアを持っているというコトになる。100人のデータをまとめて見ていくと、いろんなコトが判ってオモシロイ。