マキノ雅弘とコスプレ

朝9時起き。昨日と今日で、「書評のメルマガ」の毎年恒例企画「この版元がエライ!」をまとめる。今年は通常のアンケートと、昨年秋のちくま文庫復刊フェアについての特集の二本立て。「この版元がエライ!」は今年で5年目になる。自分で云うのもナンだが、なかなかイイ企画だと思っている。ただ、まとめるのは結構タイヘンで、届いた回答がヌケてないかチェックしたり、書式を合わせたりする事務的な作業に時間がとられる。ホントは、誰か代わりにやってくれないかなあと思っているのだが、そう云いつつ来年もやっちゃうんだろうなあ……。


午前中は、その他諸々の連絡で終わり、午後に池袋へ。新刊書店と古書市と映画。この辺のコトは「まぼろしチャンネル」の「帝都逍遙蕩尽日録」で書くつもりだが、ひとつだけ。〈新文芸座〉でマキノ雅弘のヤクザ映画を観ていたら、二本目が始まるときに、ナマハゲのようなコスプレをした男が入ってきて、一番前に座った。《ロッキー・ホラー・ショー》のようなお祭り映画でもないのに、なぜだろう。ナニかのイベントの帰りなのか。気になった。


ウチに帰って、《けものみち》を観ながら、晩飯(鶏肉と白菜の炒め物)を食べ、途中、ネットが落ちたのにイライラしながら、仕事。最近は早寝気味なのだが、今夜は珍しく2時だ。今日読んだ本は、斎藤綾子『ハッスル、ハッスル、大フィーバー』(幻冬舎)。パチンコにハマっている主人公の、家族を含めた周囲の人たちとの距離感の計りかたがとてもリアルだった。名著『欠陥住宅物語』が読み返したくなった(いまは幻冬舎文庫に入っている)。