アタマの片隅に引っかかった本

朝9時ごろに目覚めるが、あまりに寒いので、布団のナカで小川勝己『撓田村事件』を読了。なるほどこういう動機を設定していたのか、と驚いた。10時ごろにゴソゴソ起きだし、書評の本を読み始める。旬公が出かけたので、昼は一人でパスタをつくって食べる。夕方、〈古書ほうろう〉に行き、一箱古本市のことでちょっと相談。棚を見ていたら、小川勝己『葬列』(角川文庫)があったので買う。そのあと、別の棚で、横溝正史『白と黒』(角川文庫)も見つかった。『撓田村事件』の解説で、小川勝己がいちばん好きな横溝作品として挙げている長篇だ。まだ読んだコトがないので、愉しみ。アタマの片隅に引っかかった本を、その日のうちに見つけることができるのは、とてもありがたい。ほうろうでは、いままで何度もそういう体験をさせてもらっている。〈サミット〉で買い物してウチに帰り、書評の本を2冊読了。


晩飯は、豚肉としめじ、ゴボウ、トロロ芋の炒め物。じつはトロロ芋はレンコンと間違えて(穴が開いてないのに間違えるなよ)、切ってから気づいたのだが、まあイイかと投入した。これが意外と正解だった。韓国の唐辛子油をちょっとたらして食べると、ウマイ。ビデオ屋で借りてきた《けものみち》を観ながら、書類の発送作業を。《けものみち》は、もちろん、いまテレビでやってるのではなく、1991年に日本テレビで放映されたドラマで、主演が十朱幸代。鬼頭のじいさんが大滝秀治で、イヤらしいじじいっぷりを発揮していた。ぼくは以前、NHKのドラマで《けものみち》を観ているが、そのときは名取裕子主演だったようだ。そのあと、「書評のメルマガ」を編集して発行。「この版元がエライ!」もまとまりつつある。