あちこちから古本が到来

朝9時起き。ようやくネジが巻かれたカンジになり、午前中は原稿を1本書く。昼飯のあと、ポプラ社のゲラを見直す。この数日で注文した古本がドカドカ届く。書影撮影用と引用文のチェック用なり。仕事で買った本なので、自分の直接の興味はないのだが、それでも読んでみたくなる。それらをまとめて袋に入れ、4時半に出かけて、ポプラ社へ。今回の本を校正してくださるSさんにご挨拶。ぼくも読んでいる何冊かで、校正者として名前が挙がっている方だ。Yさんと3人で打ち合わせ。どうやら先が見えてきたか。


丸の内線で霞ヶ関で乗り換え、日比谷線秋葉原へ。駅を出るとすぐ前が〈ヨドバシカメラ〉というのは便利だ。インクリボンを買い、上に入っている〈タワーレコード〉と〈有隣堂〉を覗く。8時過ぎにウチに帰る。晩飯を食べながら、例によって《けものみち》。じっくりつくりこんであるので、見ごたえがある。


世田谷文学館で開催中の「花森安治と『暮しの手帖』展」の図録が届く。前に書いたとおり、花森の装幀本(図録では「装釘」が使われている)を提供したため。先週、同館でオープニングがあったのだが、事情があって急遽行けなくなり、その後もまだ行けずにいる。この図録については、展示を見てから触れようと思うのだが、世田谷文学館らしい、そして『暮しの手帖』らしい、丁寧なつくりである。とくに、「花森安治アルバム」はプライベートの写真がほとんど公開されてないヒトだけに、きわめて貴重。1933年、旧制松江高校時代の記念写真も。「装釘本リスト」(宮岸毅編)も、これまでまとまったリストがなかったので役に立つ(でも、花森の装幀本はまだまだあるハズだ)。