今年最初のバス

朝食のあと、義父の車で大船駅まで送ってもらう。10時前に西日暮里着。荷物を置いてから、本駒込図書館に行き、調べ物をする。昼は田端の〈ひらの〉。夜は飲み屋。ずーっと以前から入ってみたかったのだが、なんとなく敷居が高そうで入れなかった。ランチは秋田の稲庭うどんと丼もののセットでなかなかウマイ。


動坂下のバス停で、東京駅行きのバスをかなり待つ。やっと来たのに乗り込み、本郷、お茶の水を通り、神田錦町で降りる。仕事場のすぐ近くで便利だ。今年初めての仕事場で、年賀状の返事を書いたり、取材の段取りをしたりして、7時前まで。


ウチに帰り、カレーをつくる。久しぶりなので、けっこうウマイ。年末の松坂屋古本市の売れ残りや、出雲からの荷物を整理しているうちに夜が更ける。


神戸〈海文堂書店〉の福岡さんから、年頭のフェアのお知らせです。いろいろとオモシロイこと思いつくよなあ。

(1)『ビッグイシュー日本版』バックナンバーフェア
〜 全国の書店ではじめてのブックフェア 〜
1F・「階段下」コーナーで、1/16(月)〜2/28(火)
●ブックフェア担当者から
ビッグイシュー』という雑誌をご存じですか? ホームレスの人の<救済>ではなく、仕事を提供し<自立>を支援するための雑誌です。この雑誌は1991年にロンドンで生まれ、2003年9月に「(有)ビッグイシュー日本」より“日本版”が創刊されました。20代〜30代前半の人を読者として想定し、若者の立場から社会問題を取り上げ、マイナスの条件をプラスに切り変えていくようなオピニオン誌をめざしています。
定価200円の『ビッグイシュー日本版』をホームレスである販売員さんが路上で売れば、110円(55%)が販売員さんの収入になります。最初の10冊は無料で提供され、その売上げ(2000円)を元手に、以降は一冊90円で仕入れるという仕組みになっています。現在、販売員さんは東京・京阪神を中心に100人余り。神戸では元町で一人(JR元町駅東口)、三宮で二人(三宮駅近辺)が販売に当たっておられます。
 このように、『ビッグイシュー日本版』はホームレスの人が自ら販売する雑誌であるために、書店等では一切販売されていません。バックナンバーも、販売員に申し込むか、通信販売で購入することになっています。
このたび、当店から「(有)ビッグイシュー日本」様に【書店での『ビッグイシュー日本版』の販売】をお願いしましたところ、“より広くより多くの方に同誌の記事内容を知っていただければ”とご快諾をいただきました。書店での販売は、全国初となります。完売号を除く第41号までのバックナンバーを販売いたします。このブックフェアの収益の一部は、販売員さんの福利厚生のためにお使いいただきます。最新号につきましては、販売員の方からお買い求めください。
このブックフェアを第一歩として、趣旨に賛同してくださる全国の書店で『ビッグイシュー日本版』バックナンバーフェアが行なわれることになれば……と思っています。「(有)ビッグイシュー日本」様のURLは、http://www.bigissuejapan.com/ です。なお、本紙『海会』(カイエ)の編集協力をいただいています〈シースペース〉さんは、『ビッグイシュー日本版』のデザインを担当されています。 (福岡 宏泰)


(2)【 ちんき堂棚 】 常設開始!
〜 海文堂で古本が買えま〜す 〜
昨年10月、<元町の古本屋「ちんき堂」、海文堂に見参!>と題したブックフェアを開催しました。これが、大好評でした。ふだん新刊書店では見ることのできない古本を、新刊書店にいながらにして買える……というのでお楽しみいただいたのではないかと思います。ならば、「ひと月だけで終わらせず、いっそいつでも海文堂で古本が買えることにしましょうよ」と、ちんき堂店主・戸川昌士さんと鳩首相談。で、今月から、新刊本のニオイのなかに古本のニオイも漂う海文堂になります。
まずは、古き良き時代に出た『暮しの手帖』バックナンバーや大衆読物雑誌、『ガロ』に『奇譚クラブ』まで……。1月3日(火)、海文堂“古本劇場”の開幕であります!【ちんき堂棚】は、東入口スグ、「1F・レジ前」です。


(3)【 S氏コレクション 】による<古書・古物販売>、始めます!
ちんき堂棚 】に続いて、またまた古本好きの方にはたまらないことをやります。<S氏>は、当店のお客様。ある日の雑談。「変わった昔の本がいっぱいあるんやけどなぁ。ちょっと処分しようか思うてなぁ……」と。すかさず、「ほんじゃ、海文堂で売りましょ!」。「新刊書店でそんなことできるんかいな?」。「はいな。海文堂は、古物売買の鑑札も持ってますんで、ぜ〜んぜん問題おまへん」。「ほーか。ほな、頼むか!」。こんなやりとりで実現した企画なのです。
 話が決まると、S氏は毎日のように当店に古書や古物を持ち込んでこられました。これがまた、珍しく、面白いものばかり! さあ、どんなものがありますか、お楽しみに!
 1月16日(月)から、「1F・中央カウンター」でいろいろと“物色”なさってくださいませ。