お家でホームレス気分

こんな夢を見た。
どこかの喫茶店(?)で、Y氏(古本関係の本を多く出している人。ぼくはまったく面識ナシ)と落ち合う。やたらと自慢されるので辟易する。一緒にどこかに行こうというので、気乗りしないまま移動する。どこかのビルでエスカレーターに乗ったら、途中が踊り場のようになっていて、そこに本が並んでいる。なんと、ワゴンに竹熊健太郎(同じく面識ナシ)の『色単 現代色単語辞典』が平積みになってるじゃないか! とっくに絶版になってるハズなのになぜ? と手に取ろうとしたら、エスカレーターのスピードが速くて、隣の本を取ってしまった。その本も竹熊氏の同人誌(誌名は不明)だった。『色単』が気になるので、Y氏がいろいろ話しかけてくる相手にならず、頂上に着くなり、下りのエスカレーターで下へ。さっきの踊り場に着くと、『色単』のみならず竹熊氏のレア本が何冊も並んでいる。おお、すげえ……と喜んでいると目が覚めた。


Y氏も竹熊健太郎も実在の人物で、『色単』も実在する(竹熊氏の同人誌というのは、ホントにあるのか知らない)。会ったことのないヒトが登場するのは、ぼくの夢としては珍しい。ナニを暗示してるのか。


【2006年1月10日注】『色単 現代色単語辞典』は、昨年11月にポット出版から復刻版が出ています。竹熊さんのサイトで見て知ってはいたのですが、現物は一昨日、京都の〈三月書房〉で初めて見ました。ちなみに共著者は友成純一。イラストはひさうちみちお


午前中、東京に着き、荷物を降ろす。年賀状多数。すいません、返事はしばらくお待ちください。10時過ぎに出て、東京駅から東海道本線で大船へ。ホームに下りると雪が降っている。20分ほどバスに乗って、旬公の実家へ。この家は二階にリビングがあるのだが、板張りでとても寒い。義母は「体を鍛えていれば寒くない!」とおっしゃるのだが、すいません、凡人には寒いです……。板の間の片隅にホットカーペットとマットを出してもらい、その上に、旬公と二人で毛布をかけて座る。お家なのにナゼかホームレス気分。


夜は、義父が取り寄せた日本酒や焼酎を飲ませてもらい、《古畑任三郎》を観る。3日連続の最終日、そしてコレで古畑のシリーズは終わるらしい。2時間付き合ったけど、初日と印象は変わらず。やっぱり潮時なのでしょう。寝るときも、カーペットの上に二人分の布団を敷いて眠る。旬公は羽毛布団を与えられたが、ぼくは普通のかけ布団だったのでかなり寒く、しばらく眠れず。出雲よりも鎌倉が寒いとはねぇ。