来年に向けて、「不忍ブックストリート」が始動する

朝8時半起き。溜まった雑誌や新聞を縛って、ゴミに出す。出勤日。仕事場で書類をつくっていたら、金沢の荒木幸葉さんから電話。昨日から東京に来ているとのこと。新宿にいるというので、G社まで来てもらう。社内のヒトに紹介し、一緒に神保町に行って、〈スヰートポーヅ〉で昼飯。〈書肆アクセス〉に寄り、『映画論叢』第13号と、上坂高生『賞の通知』(武蔵野書房)を買う。前者には、ハマびんこと濱田研吾くんが「宮口精二と『俳優館』」を寄稿。後者は、たしか坪内祐三さんが『本の雑誌』でホメていと思う。それを読み、ちょっと気になっていた。アラキは「東京者」の棚から、『創作 山手線』(上野のれん会)を買ってくれた。この本はコレで完売なり。もう版元の倉庫にもナイよ。


畠中さんとコーヒーでも飲みに行こうと思ったら、いま昼飯だという。青木さんが「さっきまで仕事してたけど、突然『お腹が空いてアバレたくなった』と云ってご飯を食べに行きました」と教えてくれる。さすが、「黒いでっぱり」。空腹の表現までシュールである。出ようとしたら、右文書院の青柳さんが、上下ジャージ姿というフシギな格好で登場。これから倉庫整理なのだとか。外に出たら、塩山芳明さんとバッタリ。彼もまたアクセスに来たところ。なんで、こうも濃いメンツがグーゼン集まるのか。〈ぶらじる〉で話していたら、畠中さんも合流。明日のBOOKMANの会には、アラキも来ることに。前田くんと〈アトリエ箱庭〉の幸田さんも参加する。にぎやかな夜になりそう。


久々に古書会館に行き、古書展を見る。今日は和洋会【ホントは「趣味の古書展」でした。26日追記】。花森安治が絵と文を書いた「歩くスタイルブック 銀座・流行通信」の載っている、『婦人文庫』 1946年9月号(鎌倉文庫)を見つける。2冊目だが500円なので買っておく。ほかに『彷書月刊』1992年5月号の特集「早稲田古本屋界隈」が200 円。あと、以前から手元に置いておきたかった、『現代日本朝日人物事典』がたった1500円で出ていた。出品者の畸人堂さん、ありがとう。オヨちゃんと月の輪さんに挨拶して出る。市ヶ谷に行き、先日と同じメンツで、表紙類の入稿。終わって仕事場に戻り、あれこれやってるウチに6時半。


7時前に、西日暮里駅で前田くんと待ち合わせ、〈大栄〉へ。来年の「一箱古本市」の打ち合わせ。いろいろ話し合い、決まったことも未定のままのことも多し。とりあえず、来年の「一箱古本市」は4月29日(土)を予定しています。店主の募集などの告知は、来年1月アタマに行なう予定です。今日は先日〈往来堂書店〉で行なわれた「不忍ブックストリートの選ぶ50冊」の打ち上げも兼ねている。笈入さんから、冊数の上位や売れ方がおもしろかったものの表彰がある。単行本部門の2位は同率で、ぼくの選んだ『消えた赤線放浪記』と旬公が選んだ『ペルセポリス』第1巻が受賞。往来堂で使える1000円の金券を受け取る。ちなみにフェア全体では、231冊、23万円以上売れたらしい。1ヶ月のフェアとしては、ナカナカの成績だったらしい。そのあとは、ひたすら馬鹿話に終始。不忍ブックストリート恒例(?)、〈文句堂〉の加福さんをいじるトトカルチョも行なわれた。11時半に解散。さて、来年に向かって、動き出しますか。