雨に祟られて

8時半起き。雑用をしながら、宅急便の到着を待つ。『チェコマッチラベル』を版元に注文したのだが、代引きなので、うかつに出かけられない。12時前に届く。昼はぶっかけうどん。《噂の東京マガジン》で、横浜市根岸の米軍基地のど真ん中に、日本人家族が三世帯60年間住み続けているというレポートをやっていた。出入りにはIDが必要で、さまざまな不便に耐えてきたという。視聴者も出演者もいちばん知りたいのは、なぜこのような状況が生まれたのか? という疑問だが、当の家族も先代が亡くなっていて判らず、横浜市にも米軍にも資料が残ってないという。ナンだか、とても不条理なハナシである。


雲行きがアヤシクなってきたので、早く出かけようと旬公を急かして、マンションの1階に降りたとたん、雨が一気に激しく降り出す。〈NOMAD〉に『チェコマッチラベル』を納品するツモリだったが、この雨ではヤバイので、荷物を置いて、衆議院選挙の投票場所である小学校へ。たちまちずぶ濡れになる。投票を終え、西日暮里から地下鉄で根津へ。NOMADで、マッチラベル展の芳名帖を見る。まだ数は少ないけど、熱心に見てくれている様子がうかがえる。その場で本が2冊売れ、サインをする。桂牧さんもきて、しばらく話す。


5時頃、ウチに帰る。あとから旬公が帰ってきて、「もう本がなくなったから、NOMADのアルバイトのヒトが取りにくるコトになった」と。開成高校の前まで持っていってもらう。会期前は、本を置いていてもあまり売れなかったのだが、現物を展示していると、本を買う気になるのだろうか。ありがたい。晩飯はカレー。テレビはドコを回しても、選挙の速報ばかり。


10時に出て、高円寺へ。まだ少し雨が降っている、電車の中で、小林信彦『日本の喜劇人』(新潮文庫)を読む。数年ぶりの再読だが、新しく気づくコトが多かった。阿佐ヶ谷の〈よるのひるね〉へ。青林工藝舎『アックス』のフリーマーケットの日とかで、貸し切り。マンガ家さんたちが多数いらしていたが、こういうとき、うまく振舞えることができないので困る。門田さんにプロジェクターをお借りし、電車に乗って帰ってくる。さて、明日は6時からNOMADでのトークショーです。5時過ぎに一度店を閉め、10分前ぐらいに受付を開始する予定です。プロジェクターは確保しましたが、アンプが借りれるか微妙で、ひょっとしてノーマイクでやるかもしれません。〈calo〉のときと違い、NOMADでイベントをやること自体はじめてなので、不手際が生じるかもしれませんが、どうか多めに見てください。定員をちょっと超えるぐらい予約が集まりましたので、コレで締め切ります。では、明日。