神保町辺りへ初出勤

8時半起き。朝飯を食べて、シャワーを浴びて、千代田線で出かける。今日は、これから週3日通うコトになったG社の初出勤日なのである。ドコの版元か隠すツモリはないけれど、最初の本が出るまではしばらく社名は伏せます。ま、いろいろ推測してみてください。ちなみに幻冬舎ではありません(そんなコト誰も思わないか)。


新御茶ノ水駅で降りて、歩く。早くこの辺の地理を覚えようと、毎回違う道を通るようにしている。10時前に到着。まだパソコンが届いていないので、自宅からマシンを持ってきた。社内のコトをいろいろ教わりながら、少しずつ仕事をはじめる。とりあえず、この部屋は携帯電話が通じにくいコトが判った。部屋を出て、廊下の先まで移動しないと、アンテナが立ってくれないのである。


1時に出て、焼き鳥屋のランチ(そぼろ丼)を食べる。そのあと、古書会館へ。ここの古書展には2ヶ月以上ご無沙汰している。今日は「書窓展」。集英社版の『吉田健一著作集』の函なしが一冊200円だったので2冊選ぶ。あと、あきつ書店の棚で、木村荘八『東京今昔帖』(東峰書房)の函なしが200円。そして、木佐木勝『木佐木日記』(現代史研究会)の第4巻が1000円で見つかった。バラで集めていたので、「やったー、コレで揃った」と小躍りして喜ぶ。しかし、それはぬか喜びであった。会場で、青柳さんや岡崎さんに会うも、昼休み中なので挨拶だけして会社に戻る。会館から5分で戻れるのは、イイよなあ。


6時半まで仕事して、初出勤日は終わり。なんとかやっていけそうな気がする。ウチに帰り、さきほどの『木佐木日記』を持って奥の部屋へ。だが、しかし。棚に並んでいるのは、1、2、4巻。つまり抜けているのは3巻だったのだ。ううむ、ダブってしまった。……というワケで、ブログをご覧の皆さんに、この『木佐木日記』第4巻を購入した1000円+送料310円でお譲りします。出版史の貴重な証言が満載の日記です。前の巻を読んでなくても、興味深く読めると思います。1000円は、かなり安いはず。さらに、サービスとして、南陀楼の記事が載っている台湾の新聞のカラーコピーをつけます。先着1名様のみ。上記のアドレスまで、メールでお申し込みを。【すでに複数の方から申し込みがあったので、締め切ります。あしからず。9月3日朝追加】


原稿を届けに中野に行った旬公を待つあいだに、うたたねしてしまう。10時前に電話がかかり、西日暮里駅前の〈大栄〉へ。レバ刺し、卵チムのあと、豚肉味噌鍋というのをはじめて食べる。ダシがしっかり染みていて、ウマかった。満腹して、ウチに帰る。