眠りカワウソ

8時半に起きると、雨が激しく降っている。雑用の合間に昨日の日記を書く。やたらと長くなってしまった。12時ごろ、雨がおさまったようなので、出かける。千代田線で表参道へ。地上に出ると、激しい雨が。ずぶ濡れになりながら、〈青山ブックセンター〉へ。再開後、二度目だ。たしか前に来たときにはなかったと思うが、一番奥のところに洋書コーナーができていた。ワリとイイ感じ。『チェコマッチラベル』は、入口の新刊コーナー(なぜか隣がよるひるプロの『バサラ人間』だった)とデザイン書のコーナーにけっこう高く平積みされていた。ありがたい。マンガを3冊買う。


少し小降りになったので、急いで〈日月堂〉へ。DMを渡して、雑談。日月堂さんは今年も「印刷解体」を9月にロゴスギャラリーでやるそうだ。お互い、もうちょっとラクして儲けるやり方を見つけたいね、と話すが、「でも、儲かってもおもしろくないコトはやりたくないんですよねえ」と佐藤さん。同感ですが、それだとやっぱりラクはできないよねえ。近くのギャラリーにもDMを置きに行き、そのあと有楽町のギャラリーで開催中の洲之内徹コレクション展を覗くツモリだったが、台風上陸が近いようなので、まっすぐ帰る。


テレビの台風情報を見ながら、マンガを読む。田中圭一『ヤング田中K一』(日本文芸社)は、著者が某大手オモチャ会社の営業マンだった時代を描く。なんつーか、メチャメチャな会社だ。というより、田中圭一がメチャメチャなのか。実生活を描いていても、エロネタが中心というのはスゴイ。いましろたかしラララ劇場』(エンターブレイン)は、6ページ1話の短編集。ドコからはじまってドコから終わっても変わりがないような、アンチクライマックスのハナシばかり。でも、なんだか身にしみる。山川直人『口笛小曲集』(エンターブレイン)は、自費出版の作品集などからのベストセレクション。15年間に描いた作品に、絵柄もテーマもほとんどブレがないところが凄い。山川氏は現在〈タコシェ〉(http://www.tacoche.com/)でフェア開催中、いましろ氏も31日にタコシェでサイン会があるが、行けないだろうから先に買ってしまった。


チェコマッチラベル』献本第一弾が到着したようで、岡崎さん、林さんが日記に書いてくれる(林さん、『プラハへの出奔日記』は、内澤の指導のもと、ワタシが自作したものですよ。ま、ずいぶん内澤センセのお手を煩わせはしましたが)。山本さんもメールをくれた。『sumus』メンバーの紙モノ心をくすぐる本にはできたようで、ホッとする。晩飯は一昨夜のカレー。ビデオで《大列車強盗団》(1967、英)を観ていたら、単調さに眠くなってきた。途中でヤメて、まだ9時なのに布団を敷いてしまう。そのあと寝たり起きたりで、12時前には本格的に眠る。今日はあんまり生産的じゃない一日だったな。