「チェコのマッチラベル展」を開催します

昨夜はなかなか寝付けず、手持ちの海野弘本を取り出して、所蔵リストをつくっていた。いま見つかる本だけで22冊。他の場所に置いてある本を併せると40冊は超えるだろう。もっとも『BOOKISH』(最新号はいったいイツ出るの?)4号の「海野弘書誌」を見ると、2003年の時点で著書・訳書は100冊以上あり、いまでは130冊ぐらいになっているのではないか? だから、ぜんぶ集めるなんて、とてもとても。入力していてオモシロかったのは、サブタイトルがついているものが多いことと、「世紀末」「1920年代」が入った本が多いコトだ。


午前中、ピエ・ブックスのOさんが、マッチラベル本の資料を返却しに、西日暮里まで来たので、〈ルノアール〉で会う。本に使ったラベルは約800点だが、全体はその三倍ぐらいあり、また、コレクターのカタログや台紙などもある。以前はこれらをゴチャゴチャに詰め込んでいたが、Oさんが整理してくれたので、今後はなるべく崩さないようにしたい。なお、『チェコマッチラベル』は10日に取次搬入で、週明けから書店に並ぶようです。ピエ・ブックスのサイトにはようやく正式なデータが載りました(http://www.piebooks.com/art/index.html)が、オンライン書店などにはまだ載ってないようです。ISBN4-89444-447-X で、2200円+税 です。どうぞヨロシク!


昼飯を食べ、そのあと雑用をしているうちに、出かける時間に。根津のカフェ〈NOMAD〉で、大阪の〈calo bookshop and cafe〉の石川あき子さんと待ち合わせ。石川さんは一昨日までバリ島のウブドにいたが、フランス人の経営するブックカフェができていて驚いたという。「チェコマッチラベル展」(仮題)の相談をする。途中でNOMADの山田さんも加わる。「sumus」の展覧会や、旬公の展示などに関わったことはあるが、ぼく自身はレイアウト・デザインに関するセンスはさっぱりない。展示からDM作成まで、石川さんにお願いできるコトになって、ホッとする。マッチラベルという小さなアイテムを、いかに魅力的に見せられるか、石川さんの手腕に期待しよう。未定要素は多いけど、いまのところ以下の予定。詳細が決まったら、お知らせします。

チェコマッチラベル展」
★大阪篇
8月16日(火)〜9月3日(土)
Calo Bookshop & Cafe / Calo Gallary
〒550-8527
大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル5階
12:00〜20:00(土曜は〜18:00) 日曜・月曜休み
tel/fax 06-6447-4777
http://www.calobookshop.com/


*8月27日(土)5時より、南陀楼綾繁内澤旬子によるトーク「10円コンビが語る 紙モノと古本のプラハ」を行ないます。要予約。お申し込みはCaloまで、メールかお電話で。


★東京篇
9月8日(木)〜19日(月・祝)
カフェNOMAD
〒113-0031
文京区根津2-19-5
14:00〜24:00 水曜・第3火曜休み
TEL 03-3822-2341


6時過ぎにウチに帰り、取材や打ち合わせの電話数件。夕飯は、鶏肉とエノキ、トマト炒め。自分が食べた後、「胃が痛い」という旬公におかゆをつくる。ポール・ニューマン主演《トワイライト》(1998、米)をビデオで観る。気楽に観れる映画を借りたつもりだったが、友人の過去を探るハードボイルドで、けっこう重かった。