ふたりのデザイナーに会う

11時に仕事場へ。徳島の創世ホール小西昌幸さんが、「駅前シネマニュース」を何号か送ってくださった。雑用をいくつか片づけ、都営新宿線京王線直通で明大前、井の頭線に乗り換えて三鷹台へ。山崎浩一さんと待ち合わせ。駅を出たら、雨が降っていた。ちょっと判りにくい場所だったが、なんとか到着。「本コ」の連載のために、デザイナーの羽良多平吉さんにお話を伺った。メインのハナシはもちろん、余談が抜群におもしろい。『新宿プレイマップ』のこと、YMOのこと、まえから構想していて近々創刊することになった雑誌『点国』(http://www.tengocu.com/)のこと……。こういった余談(といっても、そのひとつひとつがデザイン史的に貴重な証言だ)をライブで聴けるのが、編集者としての役得なのだ。


久我山まで歩き、電車に乗る。下北沢で山崎さんと別れ、渋谷へ。〈カフェフーケ〉で、これも「本コ」に掲載する記事のための、杉浦康平さんへのインタビュー。奥さんの加賀谷祥子さんとぼくが聞き手。いつもながら、杉浦さんのお話は一気に宇宙サイズにまで広がり、こちらの固定観念を突き崩してくれる。終わってから、和食の店で食事。久しぶりに美味い日本酒を飲んだ。杉浦さんが南陀楼綾繁の今後について、いろいろ助言をくださる。ホントにありがたい。二人と別れて、渋谷で山手線に乗って帰る。夕方から夕刊の見出しで「電車マンション激突」というのを何度も見て、いったい何だろうと思っていた。ウチに帰り、尼崎で電車の脱線事故があったことを知る。


閉店前のほうろうに行ったり、メールを書いたりしていると1時半。疲れたので、もう寝よう。そうそう、今日の歩数は1万3775歩でした。