日曜の午後、五反野に集う

10時ごろ起きて、朝風呂に入り、ちょっと仕事。12時過ぎからNHK−FMの《日曜喫茶室》を聴く。「ラジオはぼくたちの学校だった」というテーマで、きたやまおさむ河内紀さんが出演。半レギュラーとして池内紀も出てるので、そっくりさん名前が二人並んだ(池内さん自身がそのことをネタにしていた)。途中、昼飯をつくったり、一瞬テレビを見たりしたが、河内さんが映像の世界でも音から発想するということがよく判った。


3時に自転車で出かける。今日は5時から足立区の五反野『酒とつまみ』の取材があるのだが、そこまで自転車で行ってみようという計画。南千住までの道にはもう慣れた。南千住図書館に立ち寄り、千住大橋を渡る。この辺で、前を走っていた自転車が、警官に呼び止められた。若い男が尋問されている。ナニか事件があったのか、そのあともやたら警官を見かけた。さらに進み、北千住に出る。ついでなので、〈カンパネラ書房〉を覗くがナニも買わず。その先、千住寿町のバス停近くに、『下町酒場巡礼』に載っていた〈三忠酒場〉があるハズだが、それらしき看板はない。入口に「三忠」と書かれたビールケースが置いてあるので、ココだと判る。今日は休みだが、まだ営業してるようだ。


荒川にかかる千住新橋を渡る。川からの風が気持ちイイ。梅田の交差点を右折し、五反野へ向う。ちょっと早く着いたので、今日回る古本屋を確認しておこうと、駅前にある東武ストアへ。このなかに〈浩文堂〉という古本屋が入っているのだ。しかし、あれ? 東武ストアがあるハズの場所がシートで覆われ、営業していない。もっと奥のほうにあったかと探すもやっぱりない。前に回ってみると、3月半ばに閉店したのだとある。昨年11月にココに初めて入り、何冊かいい本を安く買った。それ以来、もう一度行きたいと思っていたのだが……。駅の反対側にも東武ストアがあり、そっちに移ったのかと思い、回ってみったが、違っていた(それなのに入口には、いまだに「洪文堂」と店名を間違えたママの表示が残されている)。うーん、残念。


自転車で周辺を流して、新古書店を一軒見つけ、駅に戻ってくる。5時にエンテツ、セドロー、そして本日のゲスト・浅生ハルミンさん登場。セドローくんとハルミンさんは二日連続で会う。4人で〈四季書房〉に行く。ハルミンさんがいい本買えたと喜んでくれてヨカッタ。ところで、ほんの数時間前に晩鮭亭さんがこの店に来ていたコトをあとで知る(http://d.hatena.ne.jp/vanjacketei/)。しかも、先に北千住で〈カンパネラ書房〉に寄ったようだ(閉まっていたそうだけど)。なんたるグーゼン。もし、その場でお会いしていたら、急遽「緊急ゲスト」(ただ一緒に飲むだけだけど)としてお迎えしてたのだが。


もう一軒の新古書店に行き、そのあと〈幸楽〉へ。『酒とつまみ』の大竹さんも合流。ココも11月に見つけた店。まだ6時前なのにほぼ満員で、しかもデキあがっているオヤジが多い(帰り際に「キム・ジョンイルばんざーい」と叫んでるヤツまでいた。なんなのか……)。2時間ほどウダウダ話し、駅で皆と別れる。さて、自転車に乗って帰ろうと思ったが、少し寒くなってきたし、暖かいものを腹に入れようと、駅前の〈正華〉という中華料理屋で、鳥そばを食べる。それとシューマイを持ち帰りで。


そこから来た道を、自転車に乗って引き返す。行きと違って、すっかり夜道なので寂しくはあるが、まあ順調に西日暮里まで戻ってきた。1時間以内で五反野まで行けるコトが判ったので、次は竹ノ塚あたりまで行ってみるか。今日は腰の辺りに万歩計をつけていた。足をどういう風に振ったら感知されるのかは判らないが、ウチに帰ったら1万300歩だった。これだけ歩いたワケではないけれど、運動量としてはコレぐらいということで。本を読みながら、フィッシュマンズのベスト盤を聴く。二種類あって、どちらも二枚目が出もテイクやライブ音源中心になっている。まだまだ、いろんな方向に広がっていく可能性を持っていたバンドだったのだと、再認識。


遅くなりましたが、不忍ブックストリート一箱古本市に出品する「店主」の一覧がサイト(http://yanesen.org/groups/sbs/1hako/)で公開されました。箱を設置するポイント(「大家」)別にまとめてあります。屋号、出品する本、古本市の抱負が読めます。コレを見れば、当日、どこから回るかの目星が付けられます。それにしても、いやー、もう6日後には本番なのですね。いい天気になって、なんとか無事に終ってほしいと思います。