お迎えは眠気とともに

昨夜2時ぐらいに寝て、起きたのは6時過ぎ。眠い。日暮里駅に出て、京成線のホームへ。20分ぐらい待って、スカイライナーに乗る。あとで考えたら、その前の特急に乗るほうが安くて早かった。8時に成田空港に到着。到着ロビーで30分待っていると、ようやくカートに荷物を積んだ旬公が出てくる。元気そうでなにより。特急に乗ると、旬公がインドでのことをアレコレと話す。まだテンションの高い状態が続いているみたいだ。一度ウチに帰り、30分ほどヨコになってから、シャワーを浴びて仕事場へ。


電車のナカで、芦原すなおの『月夜の晩に火事がいて』(創元推理文庫)を読了。ミステリとしては三作目にして、初の長篇。何年も帰らなかった故郷に戻るときの気分が身に染みるし、方言のユーモラスな響きを生かした会話に何度も笑う。謎解きはまあ平凡ではあるが、小説として傑作だ。これだけ長い(520ページ)ものを一気に読ませる。それにしても、この作品、1999年にマガジンハウスから出ていたなんてまったく知らなかった。こういう掘り起こしをやってくれるのが、創元推理文庫のいいところだ。


国際共同出版の仕事で世話になったリンさん(女性)が、故郷の大連に帰るので、お別れに食事に行く。向こうで出版や国際交流の仕事をやりたいとのこと。会議を終えて、江戸川橋まで行き、打ち合わせ。途中、携帯に電話が入り、一度延期になったインタビューを来週月曜日にやるコトになった。慌てて、カメラマンに連絡を取る。バスでウチまで帰ってくる。


旬公と〈千尋〉に行って、夕食。そのあと、〈古書ほうろう〉に寄って帰ってくる。日常が戻ってきたカンジだ。テレビで途中から《ダイヤルM》を観るが、ものすごく眠くなって、寝てしまう。


【今日の郵便物】
★『ぐるり』2005年2-3月号
南陀楼綾繁「ふたたびの音」が開始。第一回は小川美潮について。さて、どう読まれるか。